神戸弘陵学園高校生刺殺事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Vocared (会話 | 投稿記録) による 2022年10月19日 (水) 14:10個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

神戸弘陵学園高校生刺殺事件(こうべこうりょうがくえんこうこうせいしさつじけん)は、2010年兵庫県神戸市北区で発生した刺殺事件。長らく未解決事件であった。

神戸弘陵学園高校生刺殺事件
正式名称 神戸市北区における男子高校生殺人事件
場所 日本の旗 日本兵庫県神戸市北区筑紫が丘4丁目の路上
日付 2010年10月4日日本時間
22時45分ごろ
概要 交際相手と会話中の被害者が見知らぬ男に突然刺された
懸賞金 捜査特別報奨金あり(300万円)
攻撃手段 刺殺
攻撃側人数 1人
武器 調理用ナイフ
死亡者 1人
被害者 当時16歳の男子高校生
犯人 当時17歳の男
容疑 殺人
動機 女子生徒と一緒にいたことによる一方的な怨恨
対処 逮捕起訴
管轄 兵庫県警察神戸北警察署
神戸地方検察庁
テンプレートを表示

概要

犯行の模様

2010年10月4日、兵庫県神戸市北区の路上で、神戸弘陵学園高等学校に通う2年生の男子高校生が殺害される。上半身などを折りたたみナイフで複数回突き刺し、失血死をさせていた[1]

事件当日の午後10時ごろ自宅でテレビを見ていた被害者となる少年は起き上がり、友達と会ってくると言って出かけた。午後11時ごろに被害者の自宅に幼馴染であった人物が刺されたと報告に来る。両親が現場に駆け付けたところ既に数台のパトカーが来ており、救急隊員が心臓マッサージをしたが死亡した[2]

それから10年以上も容疑者が見つからない未解決事件であった[2]

捜査から逮捕へ

2021年8月4日、兵庫県警察神戸北警察署捜査本部は、被害者を殺害した疑いが強まったとして、愛知県豊山町在住の男性を逮捕。この男性は事件当時付近に住んでいた[3]

この男性は周囲に事件への関与をうかがわせる発言をしていた。逮捕される日の最近に兵庫県警に情報提供があり捜査が進む。県警は周辺捜査で事件に関与した可能性が高まったとして、愛知県豊山町に住む男性に任意同行を求め、愛知県警察小牧警察署で逮捕[4]

この容疑者は、事件前に兵庫県外から親族の所有する現場付近の一軒家に移り一人で暮らしていた。事件後に程なくこの一軒家から移住する。被害者は事件時に、10メートルほど離れたところに座っていた犯人に突然襲われた。現場から逃げた女性とは面識の無い人物だった。被害者とも面識は無いと県警は見る[5]

犯人は犯行の8日前に凶器となるナイフを購入していた。犯人は以前から被害者が交際している女性と一緒にいるところを見て腹を立て、殺すつもりであった。犯人と被害者は接点は無かったが、普段から姿を見かけていた[6]

その他 

事件を起こした犯人は犯行当時は17歳の少年だったため少年法が適用されたが、2022年から適用された改正少年法の特定少年としは起訴後も実名報道されていない。

脚注

関連項目