硝酸エステル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。EmausBot (会話 | 投稿記録) による 2013年4月20日 (土) 08:41個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (ボット: 言語間リンク 1 件をウィキデータ上の d:Q11587656 に転記)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

硝酸エステル(しょうさんエステル、Organonitrate)は硝酸エステルであり、部分構造 R-ONO2 を有する化合物を指す。自然分解により酸化窒素を発生しこれが触媒となって自然発火を起こすことが特徴として挙げられるが、硝酸エステル類の自然発火に起因した事故は近年でも起こっており、取扱いに関しては最も留意すべき物質のひとつである。そのため硝酸エステル類は第五類危険物に指定されており、10キログラム以上を取り扱ったり保管したりする場合は、消防法に定められた規則にのっとった設備・施設、および危険物取扱者による作業または監督が必要となる。

硝酸エステルの例

いずれも火薬爆薬主剤として使用されている。

関連項目