渡辺公平
渡辺公平(わたなべ こうへい、1910年(明治43年)3月7日 - 2005年(平成17年)11月18日)は日本の牧師、神学者である。
1910年(明治43年)、宮城県に生まれる。東北帝国大学と米国のウェストミンスター神学校で学ぶ。1944年(昭和19年)に出身教会の日本基督教団仙台北四番町教会(現・日本基督改革派教会・仙台教会)の角田桂嶽牧師が急逝して、34歳の渡辺が伝道師に就任する。
1952年(昭和27年)から1955年(昭和30年)まで日本キリスト改革派灘教会の牧師を務める。1965年(昭和40年)には新改訳聖書のヨハネの黙示録の翻訳を行う。その後、東京基督神学校、東京キリスト教短期大学の教授を務めながら、日本長老教会八王子キリスト告白教会の牧師を務める。引退後は国分寺市に住む。
著書
- 『カルヴァンとカルヴィニストたち』、小峰書店、1973年
- 『現代に生きるクリスチャン』いのちのことば社、1996年
論文
- 『宗教と歴史問題の解釈者』(実存主義神学の方法論に前にして)『聖書と教育』(日本クリスチャン・カレッジ、1964年)
- 『「学」における前提の問題』(論集第1集)東京キリスト教短期大学発行
- 『キリスト教思想史上からのギリシャ・ロマ期の哲学への再評価について』(論集第2集)東京キリスト教短期大学発行
- 『創造論について』(基督神学第2集)東京基督神学校発行