出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方) 出典検索?: "活量" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2012年11月) |
活量(かつりょう、activity)は、できる限りモル濃度(あるいは他の濃度)に近い性質を持ち、しかも厳密な熱力学の関係に登場し得る量である。一般的には、温度、圧力、物質量についての複雑な関数になる[1]。
理想系と実存系に存在する誤差を修正するためにギルバート・ルイスによって導入された物理量で、普通、或いはと表される。活動度と呼ばれる場合もある。
理想的な混合物の場合には、ラウールの法則により成分の化学ポテンシャルは以下のように与えられる。Θは基準となる化学ポテンシャル、は成分のモル分率、カッコ内は変数を表す。
これに対し、実際の系では以下のような式を得る。
つまり
である。
また次式によって活量係数が定義される。
これは理想とする数値からのずれを表す指標となっている。
更にを絶対活量と呼び以下のように定義する。そのためは相対活量と呼ばれることもある。
参考文献
- ^ 田崎晴明『熱力学 現代的な視点から』(初版)培風館〈新物理学シリーズ 32〉、2000年4月12日、184頁。ISBN 9784563024321。
関連項目