活性化
活性化(かっせいか、activation[1])とは、沈滞していた機能が活発にはたらくようになること[2]。
活性化したものが再び元に戻る状態、あるいは不可逆的に活性化できなくなることは、「不活化」または「失活」と呼ぶ。
化学
- 化学変化を起こすには、基底状態にある反応物質に外部からエネルギーを与え、遷移状態となる中間状態を経て、より低いエネルギーを持つ生成物質に変化させる。この時、外部から与えられたエネルギーを「活性化エネルギー」と呼ぶ。→活性化エネルギー
生物学、医学
生物学や医学においての活性化は、生体内の数々の酵素の働きを示す場合に用いられることが多い。それ以外の場合では(ニュアンスは似ているものの)異なる事象を表すことがあるので注意が必要である。
経済、政治
地域の活性化
詳細は「地域活性化」を参照
その他
法令名における用例としては
- 「国会審議の活性化」 → 国会審議
- 「特定自由貿易地域活性化」
- 「中小企業の事業活動の活性化」 → 事業、中小企業
- 「中心市街地における市街地の整備改善及び商業等の活性化[要出典]」
- 「公務の活性化のために民間の人材を採用する場合の特例」 → 民間経験者採用
- 「特定産業集積の活性化」 → 産業集積
- 「特定農山村地域における農林業等の活性化」 → 地域活性化、農村、山村、農業、林業
がある。
地方自治体や産業界において、「活性化」を名称に持つ組織が多数存在する。「活性化センター」「活性化機構」など。
脚注
- ^ プログレッシブ和英中辞典「活性化」
- ^ 広辞苑「活性化」
- ^ 方法として、[要出典]健康食品、音楽、音読、暗算、視覚刺激、笑いなどが挙げられる。
- ^ 「言葉の持つイメージが先行し、活性化することによって脳の機能がどのように向上するのか、などの説明はなされていない。[要出典]」
- ^ 川島隆太は週刊朝日の取材に対し「脳が働くという事実と、脳の機能が上がるというのは別の問題です。[要出典]」と答えた。
関連項目
- 政治・経済
- 自然科学
- 団体