江口一久

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江口 一久(えぐち かずひさ、1942年 - 2008年6月13日)は、日本民族学者・言語学者専攻は言語民族学。国立民族学博物館名誉教授総合研究大学院大学名誉教授。

来歴・人物

京都府京都市出身。1965年京都大学文学部言語学科卒業。 1967年京都大学大学院文学研究科修士課程修了。1971年京都大学大学院文学研究科博士課程中退。1974年より国立民族学博物館に勤務し始める。同助手、同助教授、同教授を務め、西アフリカ(主にカメルーン)やフルベ族を中心に研究活動を進めるかたわら、江口自らが村長務める「地球おはなし村」という朗読・音楽活動も行った。2005年3月末をもって国立民族学博物館を定年退職し、同名誉教授

2008年6月13日転倒し、脳挫傷により66歳で死去。

主な著作

単著(再話も含む)

  • 『フルベ族とわたし ― 西アフリカ民話の世界』(NHKジュニアブックス・日本放送出版協会)1975
  • 『アフリカ最後の裸族 ― ヒデ族と暮らした100日』(大日本図書)1978
  • 『きのどくなハイエナ アフリカ<トーゴ>の昔ばなし』(田主誠画・小峰書店)1984
  • 『おはなし村―西アフリカから―』(田主誠画・保育社)1996
  • 『北部カメルーン・フルベ族の民間説話集I〜V』(松香堂書店)1996-2000
  • 『西アフリカおはなし村』(梨の木舎)2003
  • 『ぼくの村、カメルーンの人びと「ひとつよろしく。」』(梨の木舎・遺稿集)2009

編著

  • 『ことば遊びの民族誌』(大修館書店)1990
  • 『儀礼と口頭伝承』(風響社・八木祐子と手塚惠子による編集)2021

翻訳

  • ジャン・ロード『黒人アフリカの美術』白水社 1986

外部リンク