水木楊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。花蝶風月雪月花警部 (会話 | 投稿記録) による 2014年4月2日 (水) 23:30個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (Template:BLP unsourcedWP:NOR)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

水木 楊(みずき よう、1937年10月30日 - )は、日本の作家。本名は市岡揚一郎

来歴

中華人民共和国上海生まれ、終戦後兵庫県に在住、自由学園最高学部を卒業した。日本経済新聞社に入社、記者として活動し、ワシントン支局長、総編集次長等を歴任した後、退社、作家として独立した。学校法人自由学園理事長。

作家として

戦後史、企業経営者などがテーマ。ベストセラーは、「田中角栄-その巨善と巨悪」(日本経済新聞社)で発行部数10万部。未来小説をよく書く。また「青いあひる」は、自叙伝的な色彩が強い初めての叙情的な短編小説である。

著書

  • 世界銀行と開発援助 市岡揚一郎 教育社 1978.11 (入門新書)
  • ケチの文化論 経済記者の見た日本とイギリス 市岡揚一郎 PHP研究所 1980.2
  • ザ・デイX 日本が米国を追い越す日 市岡揚一郎 日本経済新聞社 1984.6
  • アメリカ100年の旅 新・米欧回覧実記 市岡揚一郎 サイマル出版会 1985.7
  • 短現の研究 日本を動かす海軍エリート 市岡揚一郎 新潮社 1987.7
  • 1999年日本再占領 新潮社 1988.8 のち文庫 
  • ジールス国脱出記 新潮社 1990.1
  • スモーキーマウンテンの黙示 日本経済新聞社 1990.11 (エコノミステリー)
  • 動乱はわが掌中にあり 情報将校明石元二郎の日露戦争 新潮社 1991.6 のち文庫 
  • 思い邪なし 下村治と激動の昭和経済 講談社 1992.6 「エコノミスト三国志」文春文庫
  • 眠れない寓話 新潮社 1993.2
  • 破局 小説・金融崩壊 日本経済新聞社 1993.5
  • 2025年日本の死 近未来シミュレーション 文芸春秋 1994.2
  • 美しい国のスパイ 文芸春秋 1995.10
  • 愛は人類を滅ぼす 2050年・ヒューマニズムの終焉 未来小説 PHP研究所 1995.4
  • 拒税同盟 講談社 1996.11 のち日経ビジネス人文庫
  • 二〇〇六年の叛乱 文芸春秋 1997.1
  • パナマ運河奪還 新潮社 1997.10
  • 田中角栄 その巨善と巨悪 日本経済新聞社 1998.3 のち文春文庫 
  • 東京独立共和国 文藝春秋 1999.10
  • メキシコ灼熱 NTT出版 1999.2
  • 2055年までの人類史 新潮社 1999.4
  • 爽やかなる熱情 電力王・松永安左エ門の生涯 日本経済新聞社 2000.12 のち文庫 
  • 砂城 ダイヤモンド社 2000.2
  • 2003年の「痛み」 近未来シミュレーション小説 PHP研究所 2001.9
  • 日本発トップを切る科学者たち チクマ秀版社 2001.1
  • 「日本再生」の現場を行く 新潮社 2002.10
  • イーグル・シューター 日本放送出版協会 2002.4
  • 銀行連鎖倒産 講談社 2002.4
  • 脱所有社会の衝撃 時間革命が始まった! PHP研究所 2002.1
  • 難にありて人を切らず 快商・出光佐三の生涯 PHP研究所 2003.9
  • 現代老後の基礎知識 井脇祐人共著 2003.10 (新潮新書)
  • 人生後半戦のポートフォリオ 「時間貧乏」からの脱出 2004.1 (文春新書)
  • 東大法学部 2005.12 (新潮新書)
  • 青いあひる 文藝春秋 2005.2
  • 誠心誠意、嘘をつく 自民党を生んだ男・三木武吉の生涯 日本経済新聞社 2005.7
  • …が、無くなる日 日本電気協会新聞部 2006.12
  • 北京炎上 文藝春秋 2007.4 のち文庫
  • 会社が消えた日 日本経済新聞出版社 2009.6
  • 謀略海峡 文藝春秋 2011.3
  • 出光佐三 反骨の言魂 日本人としての誇りを貫いた男の生涯 PHPビジネス新書、2012年12月