板橋資産家夫婦放火殺人事件

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板橋資産家夫婦放火殺人事件(いたばししさんかふうふほうかさつじんじけん)とは2009年5月に発生した殺人事件。被疑者逮捕されておらず、現在も未解決となっている。

概要

2009年5月25日午前零時半ごろ、東京都板橋区の民家から出火し全焼。現場から74歳男性と69歳女性の夫婦の遺体が発見された。

被害者は地元では有名な資産家として知られた人物であり、アパート土地など約80物件を所有しており、不動産関連の収入で生活していた。被害男性は毎晩のように夜の街にくり出し、一晩に100万を使ったこともあった。その一方で、昼は引きこもって電話に出ないこともあり、近所付き合いは少なかった。

2人の遺体は頭を鈍器のようなもので何度も殴られた上に胸や腹を刃物で刺されており、防御創がほとんどなかった。被害男性が普段外出で着用するネクタイワイシャツ姿でなかったことから、室内で襲われた可能性がある。

用心深い性格だった被害男性は、常に敷地の4カ所の出入り口を施錠し、他人を敷地内に入れることは滅多になかった。出入り口には赤外線センサが設置され、人が出入りすれば室内にいる人間に音で知らせる仕組みになっていた。

関連項目

外部リンク