有山輝雄
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有山 輝雄(ありやま てるお、1943年9月6日- )は、日本の歴史学者、東京経済大学コミュニケーション学部名誉教授。専門は近代日本メディア史。
略歴
[編集]神奈川県生まれ[1]。1967年、東京大学文学部国史学科卒業[1]。1972年、同大学院社会学研究科社会学Bコース博士課程単位取得退学[1]。社団法人日本新聞協会勤務、桃山学院大学社会学部助教授、成城大学文芸学部助教授、1989年教授を経て、2002年に東京経済大学コミュニケーション学部教授となった[1]。東京経済大学では、2004年から2008年にかけてコミュニケーション学研究科研究科長を務め、2014年に定年退職[1]。
2005年から2007年にかけて、日本マス・コミュニケーション学会会長を務めた[2]。
著書
[編集]単著
[編集]- 『徳富蘇峰と国民新聞』(吉川弘文館, 1992年)オンデマンド版 2023年 ISBN 9784642736312
- 『近代日本ジャーナリズムの構造――大阪朝日新聞白虹事件前後』(東京出版, 1995年)
- 『甲子園野球と日本人――メディアのつくったイベント』(吉川弘文館<歴史文化ライブラリー>, 1997年)オンデマンド版 2017 ISBN 9784642754149
- 『戦後史のなかの憲法とジャーナリズム』(柏書房, 1998年)
- 『海外観光旅行の誕生』(吉川弘文館<歴史文化ライブラリー>, 2002年)オンデマンド版 ISBN 9784642755344
- 『陸羯南』(吉川弘文館<人物叢書>, 2007年)ISBN 9784642052399
- 『「中立」新聞の形成』(世界思想社, 2008年)
- 『近代日本のメディアと地域社会』(吉川弘文館, 2009年)オンデマンド版 2017 ISBN 9784642737913
- 『情報覇権と帝国日本』(吉川弘文館)
- 『Ⅰ 海底ケーブルと通信社の誕生』 2013年 ISBN 9784642038232
- 『Ⅱ 通信技術の拡大と宣伝戦』 2013年 ISBN 9784642038249
- 『Ⅲ 東アジア電信網と朝鮮通信支配』 2016年 ISBN 9784642038607
- 『近代日本メディア史』(吉川弘文館)
- 『Ⅰ 1868-1918』 2023年 ISBN 9784642039277
- 『Ⅱ 1919-2018』 2023年 ISBN 9784642039284
編著
[編集]- 『占領期メディア史研究――自由と統制・1945年』(柏書房, 1996年)
共編著
[編集]全て世界思想社より
編纂史料
[編集]- 『近代日本メディア史資料集成 同盟通信社関係資料(全10巻)』(1999年)
- 『近代日本メディア史資料集成 情報局関係資料(全7巻)』(2000年)
- 『近代日本メディア史資料集成 国際通信社・新聞連合社関係資料(全4巻)』(2000年)
監修史料
[編集]全てゆまに書房より
- 『新聞史資料集成 明治期篇 (1・2)』(山本武利共同監修, 1995年)
- 『NHK年鑑(全19巻)』(日本放送出版協会編, 1999年)
- 『占領期新聞資料集成 日本新聞年鑑(全6巻, 昭和22-28年)』(日本新聞協会編, 2001年)
- 『占領期新聞資料集成 新聞協会資料(全3巻)』(日本新聞協会編, 2001年)
- 『新聞広告総覧(全9巻, 1932-1940年)』(新聞広告奨励会編, 2004年)
- 『昭和初期新聞ジャーナリズム論集(全3巻)』(2005年)
- 『あるジャーナリストの敗戦日記 1945-1946』(森正蔵著, 2005年)
- 『日本画報――付・日露戦時旬報(上・下)』(高木宏治編, 2008年)
- 『東亜時論(全3巻)』(高木宏治編, 2010年)
脚注
[編集]- ^ a b c d e 「コミュニケーション学部報(2013年度)」第40巻、東京経済大学コミュニケーション学会、2016年、hdl:11150/10851、2024年5月24日閲覧。「5.退任 有山輝雄」
- ^ 有山輝雄 - researchmap
参考
[編集]- 東京経済大学の教員
- 『現代日本人名録』2002年