ジェームズ礁
座標: 北緯3度58分0秒 東経112度17分0秒 / 北緯3.96667度 東経112.28333度 曾母暗沙(音読み:そうぼあんさ、またはそうもあんさ)は南シナ海スプラトリー諸島(南沙諸島)南方の、マレーシアの排他的経済水域内に位置する、さんご礁性の暗礁。曾母暗沙は漢字表記で、英語でJames Shoal、マレー語 でBeting Serupaiと表記される。便宜上、スプラトリー諸島に含めることもある。
概要
マレーシアの他、中華人民共和国と中華民国)がそれぞれ領有権を主張しており、それぞれの主張に沿えば中国、台湾とも最南端の領土となる。中国の検索エンジン「百度」(Baidu)の地図では、曾母暗沙まで海上の境界線が引かれている。
ブルネイも領有権を主張しているとされることがあるが、中華人民共和国によれば、曾母暗沙を含むスプラトリー諸島に対するブルネイによる領土要求はない[1]。
面積・位置
面積
- 0.31平方キロメートル(海面上に出ている部分の面積ではない)で、最も浅いところの水深は21m
位置
- 北緯3度57分44秒~3度59分00秒、東経112度16分25秒~112度17分10秒
- スプラトリー諸島の海寧礁(Herald Reef)と澄平礁(Sierra Reef)から南へおよそ70km
- マレーシアボルネオ島サラワク州Tanjong Payong(亞西暗沙)から北へおよそ50km
- ボルネオ島のニアーから西へ120km
- インドネシアのナツナ諸島から東へおよそ400km