技能審査
技能審査(ぎのうしんさ)は、公益法人等(地方公共団体を含む)による労働者の技能評価制度である。国家検定としての技能検定を補完する制度として、1973年(昭和48年)10月1日に創設された。
認定を受けた技能審査
技能審査認定課程[1]により厚生労働大臣の認定を受けた技能審査は、2009年(平成21年)4月1日現在で、以下のとおりである[2]。
- 神奈川県箱根細工技能審査(称号:箱根細工技能師、実施者:神奈川県)
- 神奈川県鎌倉彫技能審査(称号:鎌倉彫技能師、実施者:神奈川県)
- 新潟県村上木彫堆朱彫刻技能審査(称号:村上木彫堆朱彫刻士、実施者:新潟県)
- 印刷営業技能審査(称号:管理印刷営業士、印刷営業士、実施者:全日本印刷工業組合連合会)
- 富山県井波木彫刻技能審査(称号:井波木彫刻士、実施者:富山県)
- 圧入施工技能審査(称号:圧入施工技士、実施者:全国圧入協会)
- 葬祭ディレクター技能審査(称号:葬祭ディレクター、実施者:葬祭ディレクター技能審査協会)
- コンクリート等切断穿孔技能審査(称号:コンクリート等切断穿孔技士、実施者:全国コンクリートカッター工事業協同組合)
- CADトレース技能審査(称号:CADトレース技士、実施者:中央職業能力開発協会)
過去に認定を受けた技能審査
1993年(平成5年)3月末の時点では、以下の18職種が認定されていた[3]。
- 神奈川県箱根細工技能審査
- 神奈川県鎌倉彫技能審査
- 山梨県宝石研磨技能審査
- 新潟県村上木彫推朱彫刻技能審査
- テラー技能審査
- 料飲接遇サービス技能審査
- ピーオーピー広告クリエイター技能審査
- 金融渉外技能審査
- 翻訳技能審査
- 印刷営業技能審査
- サインボード・デザイン技能審査
- 介護サービス技能審査
- 富山県井波木彫刻技能審査
- ビル設備管理技能審査
- 事務処理技能審査
- 産業カウンセラー技能審査
- 吹付け硬質ウレタンフォーム断熱施工及び圧入施工技能審査
参考文献
- 技能審査認定制度の創設について(労働省職業訓練局長通達、訓発第262号、昭和48年10月1日)
脚注
- ^ 技能審査認定規程(労働省告示第54号、昭和48年9月28日)
- ^ 職業能力評価推進給付金で厚生労働大臣が定める職業能力評価(厚生労働省)
- ^ 平成5年版 労働経済の分析(厚生労働省)