御岳山古墳

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御岳山古墳
御岳山古墳
所在地 東京都世田谷区等々力1-18
形状 帆立貝形古墳
規模 後円部直径40メートル、高さ7メートル
埋葬施設 横穴式石室
出土品 鉄製短甲2両・武器、埴輪須恵器
築造時期 5世紀後半~6世紀中頃
史跡 東京都指定史跡
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御岳山古墳(みたけさんこふん)は、東京都世田谷区等々力1丁目にある前方後円墳(帆立貝形古墳)である。葺石埴輪などを備えている。都史跡。

概要[編集]

東京都道312号白金台町等々力線を挟んだ向かい側から見る御岳山古墳

帆立貝形古墳であり、全長54メートル、後円部直径40メートル、高さ7メートル[1]。5世紀後半~6世紀中頃に築造されたとみられる[2]。1917年に、地元の住民により東京都指定文化財である七鈴鏡が発見され[3]、1950年にには後円部墳頂から粘土槨の埋葬施設が発掘された。鉄製短甲2両や鉄製の武器などが出土している。そのほか、560もの埴輪(円筒埴輪・家形埴輪・鳥形埴輪ほか)や須恵器などの遺物もある[4]。1980年2月21日、都史跡に指定された[5]

脚注[編集]

  1. ^ 世田谷デジタルミュージアム”. 世田谷デジタルミュージアム. 2021年1月27日閲覧。
  2. ^ 御岳山古墳 - 古墳マップ”. kofun.info. 2021年1月27日閲覧。
  3. ^ 世田谷まちなか観光 エンジョイ! SETAGAYA”. www.kanko-setagaya.jp. 2021年1月27日閲覧。
  4. ^ 等々力原遺跡I・等々力根遺跡II・御岳山古墳I”. sitereports.nabunken.go.jp. 2021年1月27日閲覧。
  5. ^ 東京都指定史跡 御岳山古墳”. 世田谷区ホームページ. 2021年1月27日閲覧。