巨勢山古墳群

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巨勢山古墳群
所在地 奈良県御所市
位置 北緯34度26分35.5秒 東経135度44分39.5秒 / 北緯34.443194度 東経135.744306度 / 34.443194; 135.744306座標: 北緯34度26分35.5秒 東経135度44分39.5秒 / 北緯34.443194度 東経135.744306度 / 34.443194; 135.744306
規模 前方後円墳4基と群集墳(総数800基)[1]
築造時期 5世紀から7世紀
史跡 2002年(平成14年)12月19日国指定史跡
地図
巨勢山 古墳群の位置(奈良県内)
巨勢山 古墳群
巨勢山
古墳群
奈良県内の位置
地図
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巨勢山古墳群(こせやまこふんぐん)は、奈良県御所市の巨勢山丘陵に所在する日本国内最大級の群集墳である。2002年(平成14年)12月19日に国の史跡に指定されている[2]

概要

古墳時代中期前葉に室宮山古墳(室大墓)が築造されたことを契機として出現し、終末期に至るまで約800基築かれたが、群形成のピークは後期中葉にあるという[1]

文化財毀損事件

2009年(平成21年)11月、史跡指定地内に所有地を持つ秋津原ゴルフクラブが、文化財保護法で定められた現状変更許可申請を文化庁に提出せず、無許可でゴルフ場の拡張工事をした際に山の斜面約5400平方メートルにわたり掘削を行い、少なくとも4基の古墳が破壊、内2基は半壊されていた[3]。国・県・市により同社に対し、ゴルフ場拡幅前の景観に修復するよう指導が行われ、3年半後の2013年(平成25年)5月11日に完了した[4]

脚注

  1. ^ a b 御所市総合政策部まちづくり推進課 (2017年3月31日). “巨勢山古墳群”. 御所市. 2020年5月18日閲覧。
  2. ^ 文化遺産オンライン. “巨勢山古墳群”. 文化庁. 2020年5月18日閲覧。
  3. ^ 日本経済新聞 (2010年6月7日). “ゴルフ場工事で古墳破壊 奈良・御所の国史跡”. 日本経済新聞社. 2020年5月18日閲覧。
  4. ^ 御所市教育委員会事務局文化財課 (2017年2月14日). “国史跡巨勢山古墳群 毀損箇所の復旧方法”. 御所市. 2020年5月18日閲覧。

関連項目