川崎浮世絵ギャラリー
川崎・砂子の里資料館 Kawasaki Isago no Sato Museum | |
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施設情報 | |
専門分野 | 浮世絵 |
館長 | 斎藤文夫 |
開館 | 2001年11月5日 |
所在地 |
〒210-0006 神奈川県川崎市川崎区砂子1-4-10 |
位置 | 北緯35度31分55.3秒 東経139度42分6.6秒 / 北緯35.532028度 東経139.701833度座標: 北緯35度31分55.3秒 東経139度42分6.6秒 / 北緯35.532028度 東経139.701833度 |
外部リンク | http://kawasaki-isagonosato.jimdo.com/ |
プロジェクト:GLAM |
川崎・砂子の里資料館 (かわさき・いさごのさとしりょうかん) は、神奈川県川崎市川崎区砂子の、旧東海道沿いにある私立美術館。2001年に開館。
資料館の外観は江戸町屋風の海鼠壁の建物。約200年前の東海道川崎宿の復元模型(川崎区役所が製作して寄託[1])も展示され、浮世絵を中心に毎月企画展を開催している。
「砂子の里」の名前の由来は、太田道灌がかつてこの地を訪れ、「かもめいる いさごの里にきてみれば(以下略)」と詠んだとされることによる 。
コレクション
神奈川県議会議員・参議院議員を経て、現在は川崎市観光協会連合会会長を務める館長・斎藤文夫の浮世絵コレクションが展示の中心となっている。コレクションのきっかけは、横浜の貿易商で浮世絵コレクターだった丹波恒夫(そのコレクションは現在神奈川県立歴史博物館が所蔵)から、日本の宝である浮世絵を収集して子々孫々まで伝えないといけないと勧められたことによる。この時政治を志していた斎藤には浮世絵を集める余裕はなかったが、自身の県議会議員の選挙区が川崎市全域だったことから、まず川崎に関する浮世絵を求め始めた。その後、参議院議員になると選挙区は神奈川県全域に広がったため、神奈川にある名所絵や横浜絵なども収集に加わった。こうして蒐集の範囲が広がると今度は系統的に集める必要に気付き、次第に初期の浮世絵にも手を広げていった。蒐集が遅かったため点数的には多くは無いももの、菱川師宣から幕末・明治を経て新版画・創作版画に至るまでの浮世絵の歴史的過程を大筋ながら説明できるコレクションが集まっている。
主な収蔵品
- 菱川師宣 「韃靼人狩猟図」 横大判 墨摺絵 元禄8年(1695年)
- 鈴木春信 「風流やつし七小町」 全7図 竪中版 宝暦期 全7図揃いは世界唯一
- 勝川春章 「東扇 初代中村富十郎の娘道明寺」 間倍版 安永6年(1777年)
- 喜多川歌麿 「青楼十二時 続」 全12図 竪大判 寛政6年(1794年)頃
- 喜多川歌麿 「女織蚕手業草」 全12図 竪大判 寛政12年(1800年)頃
利用情報
- 開館時間 - 午前10時〜午後5時
- 休館日 - 日曜日・祝日
- 入場料 - 無料
交通アクセス
脚注
- ^ 川崎・砂子の里資料館 (PDF) (かわさき区の宝物シート) - インタラクティブかわさきネットワーク
参考文献
- 斎藤文夫 「美術館紹介 川崎・砂子の里資料館の紹介 −私と浮世絵−」『浮世絵芸術』146号、2003年7月
- 『川崎・砂子の里資料館 浮世絵図録 開館10周年記念』 川崎・砂子の里資料館発行、2011年11月
- 斎藤文夫ほか執筆 『浮世絵 Floating World 珠玉の斎藤コレクション』展図録、三菱一号館美術館、2013年6月