川口竜也
川口 竜也(かわぐち たつや、1967年4月15日 - )は、日本のミュージカル俳優。大阪府高槻市出身[1]。
略歴
18歳よりミュージカル俳優を目指し、大阪芸術大学芸術学科ミュージカルコースに入学すると共に、関西を中心に活動する日本ミュージカル研究会(劇団JMA)に入団する。劇団JMAでは、多くの作品で主役、主演を務めると同時に、劇団オリジナル作品の振り付けや、後進の指導にもあたった。またこの時期、定期的にニューヨークに渡り、Daniel Tinazzi、Patricia Wilcox、Christofer Hugginsらの指導を受けた。
2008年に上京。活動の場を関東に移し、『ミス・サイゴン』、『エリザベート』などのミュージカル作品に出演、2013年からは『レ・ミゼラブル』(新演出版)のジャベール役で出演している。
ライブ活動も積極的に行っており、テーマを決めて曲を構成する「Heart」と、準備された40曲前後の中から抽選に当選した客がリクエストできる「酔き勝手」の2つのシリーズを展開している。また、2013年のレ・ミゼラブル博多座公演期間に結成されたユニット「OJIN」に参加している[2]。
人物・家族
- ガンダムシリーズを愛好しており、公式ブログやトークショーでしばしば自らのファン振りをアピールしている[3]。
- 劇団四季所属の川口雄二は六歳年下の弟(1973年9月9日生-)。弟の雄二も日本ミュージカル研究会よりキャリアをスタートしており、2000年9月より劇団四季に所属、マンマ・ミーア、コーラスライン、ライオンキングなどの作品で活躍している。2013年9月8日には、兄竜也がレミゼラブル大阪フェスティバル公演初日、弟雄二が大阪ライオンキング公演でティモン初日を同時に迎えた[4]。
主な舞台
劇団JMAの作品
- 「ああ!六甲おろし」 1986年
- 「坊っちゃん」 山嵐 1987,89,98,2005年
- 「サラダ記念日」 小沢 1988,89,2007年
- 「アルト・ハイデルベルグ」 カール(学生王子) 1990,91年
- 「御堂筋ストーリー」 土岐俊介 1990,2002,03,04,05年
- 「鬼が島」 ゴンダ 1990,92,93,2000年
- 「邪馬台国物語」 マサヒコ 1992,95年
- 「ムーンライト・ソナタ」 ダルセーニョ 1993,94年
- 「ヒボコ・水と炎と愛の伝説」 アメノヒボコ 1994,97,2006年
- 「マジックフルート」(モーツァルト「魔笛」) パパゲーノ 1996,06年
- 「じろはったん」 じろはったん 1997,98,2004,05年
- 「東は東」 1999年
- 「心を繋ぐ子守唄」 小山弥兵 1999,2000年
- 「こうのとりが飛ぶとき」 ハカセ 2001,05,06年
劇団JMA所属中の外部出演
- 「フィレモン 地下牢の道化」 マーカス 2003年
- 「ミス・サイゴン」 クラブオーナーほか 2008年〜2009年
2009年以降の出演作品
- 「ミー・アンド・マイガール」 ボブ 2009年
- 「パイレート・クイーン」 2009年
- 「ザ・ミュージックマン」 警官ほか 2010年
- 「エリザベート」 市長ほか 2010年
- 「ゾロ ザ・ミュジカル」 2011年
- 「三銃士」 ボナシューほか(アクションリーダーも担当) 2011年
- 「ハムレット」 墓掘りほか 2012年
- 「エリザベート」 市長ほか 2012年
- 「シラノ」 ド・カンダール公爵ほか、2013年
- 「レ・ミゼラブル」 ジャベール 2013年
- 「プロパガンダ・コクピット」 父ちゃん(ユズの父) 2014年
- 「何処に行く」 プラウティウス 2014年
- 「オーシャンズ11」 ハリー・ウッズ 2014年
- 「ヴェローナの二紳士」 2014年
- 「レ・ミゼラブル」 ジャベール 2015年
- 「何処に行く」 ペテロ 2015年(予定)
- 「手紙」 2016年(予定)
受賞歴
- 大阪新劇フェスティバル男優演技賞(邪馬台国物語)
脚注
- ^ http://digest.citylife-new.com/e51298.html
- ^ ユニット「OJIN」のメンバーは、川口の他に、KENTARO、萬谷法英、北川辰彦、藤田光之、持木悠。萬谷法英が脚本演出を担当し、コントを交えたライブを開いている。ただし2015年7月の博多ライブより北川辰彦は参加していない。
- ^ http://ameblo.jp/tatatatsu0415/entry-11601960084.html
- ^ http://ameblo.jp/tatatatsu0415/entry-11609762606.html