岸のない河

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岸のない河』(きしのないかわ)は、俳優・三國連太郎が1972年から製作を継続していた35ミリの日本映画である[1]

私財を投じ、自らが設立した映画会社APCと、日活のスタッフらがパキスタン、アフガニスタンでのロケーションを経て、当初『朱色の土』という仮題で製作が開始された。当時パキスタンは印パ戦争下であり入国が難しく、三國は当時の福田赳夫外務大臣を動かして、外務省後援長篇記録映画としてロケを敢行した。

散逸しかかった映像フィルム、音声テープ、台本などを2008年から三國自身が収集して製作を再開したが、2013年に三國が死去し、未完成の状態である。

家庭を崩壊させた男(三國)が当て所のない旅に出かけ、自己を再発見しようとするという内容である。

スタッフ[編集]

逸話[編集]

  • 三國のビザの発行の遅れにより出国が遅れたが、搭乗予定だった日本航空の旅客機はニューデリー近郊で墜落事故を起こした。
  • 少年役を演じたラビー少年の行方が分からなくなっている。

出典[編集]