岡上鈴江
岡上 鈴江(おかのうえ すずえ、1913年5月3日 - 2011年1月27日[1])は、日本の児童文学者・翻訳家。
略歴
小川未明の次女として東京に生まれる。日本女子大学英文学科卒。外務省勤務ののち、児童文学の再話・翻訳などの著述生活に入る。日本児童文芸家協会顧問。
2011年1月27日、心筋梗塞のため東京都杉並区の自宅で死去。97歳没[1]。
著書
- シューベルト(ポプラ社、1960年)
- 父小川未明(新評論、1970年)
- 光をともした人々 6 社会の進歩につくす 佐野常民・前島密・本木昌造(家の光協会、1975年)
- スウおばさん大好き(柏樹社、1977年)
- 世界の伝記 32 二宮尊徳(ぎょうせい、1980年)
- 父未明とわたし(樹心社、1982年)
翻訳の主なもの
- 妹マギー フロス河畔の水車場 ジョージ・エリオット(講談社、1956年)
- ポリーのねがい マーガレット・シドニー(講談社、1957年)
- 孤児マリー マルグリット・オードー(偕成社、1959年)
- エピーのねがい G.エリオット(偕成社、1960年)
- ライラックの木かげ オルコット少女名作全集 10(岩崎書店、1961年)
- 夢みる天使 オード(偕成社、1962年)
- 秘密の地図 クレア・ブランク(金の星社、1962年)
- 少女探偵ナンシーの活躍 キャロリン・キーン(金の星社、1962年)
- みなし子ジェーン シャーロット・ブロンテ(岩崎書店、1963年)
- 嵐が丘 エミリ・ブロンテ(岩崎書店、1963年)
- ふしぎな山びこ フランシス・ジャット(金の星社、1964年)
- 子鹿物語 マージョリー・キーナン・ローリングス(岩崎書店、1964年)
- 即興詩人 アンデルセン(岩崎書店、1967年)
- 空駆ける少女探偵 ヘレン・ウェルズ(ポプラ社、1968年)
- フランダースの犬 ウイーダ(文研出版、1970年)
- 世界のふしぎ話(偕成社、1971年)
- 日向が丘の少女 ビョーンスチェーネ・ビョルンソン(集英社、1973年)
- ジュディの推理 マーガレット・サットン(金の星社、1974年)
- 美しいポリー オルコット(集英社、1975年)
- ギリシャ神話(偕成社、1975年)
- さんしん王ものがたり レオナード・ケスラー(旺文社、1977年)
- あしながおじさん ジーン・ウェブスター(春陽堂書店、1977年)
- ぼく25Mおよげたよ レオナード・ケスラー(旺文社、1978年)
- 北風がくれたテーブルかけ(朝日ソノラマ(世界のむかし話)、1978年)
- 小公子 フランシス・エリザ・ホジスン・バーネット(旺文社文庫、1978年)
- シェークスピア物語 ラム姉弟(春陽堂書店(春陽堂少年少女文庫)、1979年)
- すてきなまま母 ダリンジャー(偕成社、1980年)
- アポローンの竪琴 メネラオス・ステファニデス(ギリシア神話、ぎょうせい、1982年)
- 若草物語 オルコット(小学館、1982年)
- プロメーテウス メネラオス・ステファニデス(ギリシャ神話、ぎょうせい、1983年)