前島密

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
日本の旗 日本の政治家
前島 密
まえじま ひそか
Hisoka Maejima 01.jpg
前島 密
生年月日 天保6年1月7日(旧暦)
1835年2月4日(新暦)
出生地 越後国頸城郡下池部村
没年月日 1919年4月27日(満84歳没)
死没地 神奈川県三浦郡西浦村大字芦名
称号 男爵

日本の旗 貴族院勅選議員
テンプレートを表示

前島 密(まえじま ひそか、天保6年1月7日1835年2月4日) - 大正8年(1919年4月27日)は、日本官僚政治家。号は「鴻爪(こうそう)」。日本の近代郵便制度の創設者の一人で1円切手の肖像で知られる。「郵便」や「切手」、「葉書」という名称を定めた。その功績から「郵便制度の父」と呼ばれる。

前島は晩年を別荘「如々山荘」で過ごした。この別荘は三浦半島西海岸にある浄土宗寺院、浄楽寺の境内にあった。前島夫妻の墓所も浄楽寺境内にある。郵政民営化を断行した小泉純一郎の選挙区(神奈川県第11区)内である。

年譜[編集]

幕末期の前島密

人物[編集]

  • 大久保利通らが当初進めていた大阪遷都に対し江戸遷都を建白した事でも知られる。
  • 教育の普及のため、漢字を廃止し平仮名を国字とすることを主張した漢字廃止論者。
  • 日本海員掖済会の委員長・会長である赤松則良を助け、同会の副委員長(明治22年~24年)・副会長(明治24年~38年)・理事会長(明治38年~43年)を務めた。

切手[編集]

現行の1円普通切手の他、いくつかの記念切手にも描かれている。

普通切手

  • 昭和21年(1946年)11月20日発売 15銭
  • 1円
    • 昭和22年(1947年)8月10日発売
    • 昭和26年(1951年)4月14日発売 意匠変更
    • 昭和27年(1952年)8月11日発売 銭位省略
    • 昭和43年(1968年)1月10日発売 刷色変更、”NIPPON”追加
    • 平成22年(2010年)11月29日書体変更の発表

記念切手

  • 昭和2年(1927年)6月20日発売 1銭と3銭 万国郵便連合加盟50年
  • 昭和21年(1946年)12月12日発売 30銭 郵便創始75周年 前島密像
  • 昭和60年(1985年)6月5日発売 60円 前島密生誕150年
  • 平成6年(1994年)8月10日発売 80円 郵便切手の歩みシリーズ第1集竜切手 竜切手と前島密 四種
    • 竜切手は、四十八文、百文、二百文、五百文の四種類
郵便創始75周年記念切手
(昭和21年発売)
1円普通切手
(昭和27年発売)

著作[編集]

  • 『鴻爪痕』市野弥三郎編 前島弥 1920
  • 『郵便創業談 郵便の父前島密遺稿集』逓信協会 1936
  • 『自叙伝』前島密伝記刊行会 1956 『日本人の自伝 1』平凡社 1981
    • 『前島密 前島密自叙伝』日本図書センター・人間の記録 1997
  • 『郵便創業談』前島密伝記刊行会 1956
  • 『前島密遺墨集 日本郵便の父』郵政省逓信博物館 1986
  • 『日本海員掖済会沿革小史稿』社団法人日本海員掖済会、2001年(非売品)

伝記[編集]

  • 萩原達『前島密 日本郵便の父』通信教育振興会 1947
  • 小田岳夫『前島密』前島密顕彰会 1958
  • 山口修『前島密』吉川弘文館:人物叢書 1990
  • 橋本輝夫『時代の先駆者前島密 没後80年に当たって』ていしんPRセンター 1999
  • 日本郵政公社郵便事業本部監修 アチーブメント出版編集部『便生録 「前島密郵便創業談」に見る郵便事業発祥の物語』アチーブメント出版 2003

関連項目[編集]

外部リンク[編集]