夸父

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夸父(こほ)は、中国神話に登場する巨人族。 北方の地に棲んでいたとされる。

成都載天(せいとさいてん)という山に棲み、二匹のを耳飾りにし、二匹の蛇を手に持っていたという。

ある話では、夸父は太陽を追いかけて原野を走り、太陽が沈む谷まで追い詰めることが出来た。しかし、夸父は喉が渇いていたので黄河渭水の水をすべて飲み干した。それでも渇きが癒されなかったので、さらに北にある大沢(だいたく)という千里四方もある湖に行こうとしたが、その途中で死んでしまったという。

参考文献

  • 『幻想動物事典』 新紀元社、1997年、141頁。