坂野徳隆

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坂野 徳隆(さかの なるたか、1962年 - )は、日本小説家ノンフィクション作家ライター翻訳家

経歴[編集]

東京都生まれ。獨協大学外国語学部英語学科卒業。

1993年、英字新聞ジャパンタイムズ記者などを経て、初めて書いたサスペンス小説『ドナーアニマル』(実業之日本社ノベルズ)でデビュー。同年、ハードカバーのF1ミステリー小説『シャンペン・ファイト』(双葉社)、1994年には『世紀末の群れ』(実業之日本社、ノベルズ)を発表。

その後雑誌のライター、翻訳家をこなしながら、2001年より台湾香港バリ島などに居住。そのあいだ取材したことをもとに、ノンフィクション作家として2004年12月、世界初となるドイツ人芸術家ヴァルター・シュピースの伝記『バリ、夢の景色 ヴァルター・シュピース伝』(文遊社)、2008年2月29日『サムライ、バリに殉ず』(講談社)を発表。2011年には、日本で初めてとなる台湾最少の原住民サオ族(邵族)と日月潭、日本統治史の歴史秘話を綴ったノンフィクション『台湾 日月潭に消えた故郷 - 流浪の民サオと日本』(ウェッジ)を発表。

著書[編集]

  • 『ドナーアニマル』(実業之日本社) 1993年
  • 『世紀末の群れ』(実業之日本社) 1994年
  • 『シャンペン・ファイト』(双葉社) 1994年
  • 『バリ、夢の景色 ヴァルター・シュピース伝』(文遊社) 2004年
  • 『サムライ、バリに殉ず - インドネシア独立戦争の英雄になった旧日本兵の記録』(講談社) 2008年
  • 『台湾 日月潭に消えた故郷 - 流浪の民サオと日本』(ウェッジ) 2011年
  • 『風刺漫画で読み解く 日本統治下の台湾』(平凡社新書) 2012年

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