加藤文三

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加藤 文三(かとう ぶんぞう、1930年3月18日[1]- )は、日本教師歴史家

配偶者は、加藤好子。

経歴[編集]

東京生まれ。東京都立大学 (1949-2011)卒業。江東区立第二砂町中学校などで33年間社会科を教える。

埼玉大学などで講師として社会科教育法を担当。東京都歴史教育者協議会の一員として活動し[2]日教組の教育研究集会などで、教育実践の報告を重ねた[3]

著書[編集]

  • 『日本の夜明け 近代日本の先駆者たち』筑摩書房 1962 
  • 『学問の花ひらいて』新日本出版社 1972 かもしか文庫
  • 『石間をわるしぶき 国民的歴史学と歴史教育』地歴社 1973
  • 『歴史教育論の展開』新日本出版社 1973
  • 『すべての生徒が100点を』地歴社 1977
  • 奥の細道歌仙の評釈』地歴社 1978
  • 『昭和史歳時記』青木書店 1978
  • 『民謡歳時記 くらしの文化史』青木書店 1980
  • 『歴史の歩み 日本史入門』地歴社 1982
  • 『学問のすすめ』地歴社 1983
  • 『教育のすすめ』地歴社 1983
  • 『近代史の歩み』全3巻 地歴社 1984-85 
  • 『昭和戦後史 歳時記ふうにつづる戦後の歩み』青木書店 1984
  • 『教養のための日本史入門』新日本出版社 1986
  • 川合義虎 日本共産青年同盟初代委員長の生涯』1988 新日本新書
  • 亀戸事件 隠された権力犯罪』大月書店 1991
  • 『日本近現代史の発展』新日本出版社 1994
  • 渡辺崋山』大月書店 1996
  • 渡辺政之輔とその時代』学習の友社 2010

共編著[編集]

  • 『歴史教育の資料と扱い方』鈴木亮吉村徳蔵共著 大村書店 1965
  • 生徒会がたちあがった 第二砂町中学校生徒会の記録』青木章八共編 光陽出版社 1988  
  • 『日本人いのちと健康の歴史』全5巻 農山漁村文化協会 2008
  1. 「病とのたたかいがはじまる 古代」上坂良子共編 
  2. 「はじめての病院ができる 中世」渡部喜美子共編
  3. 西洋医学がやってきた 近世」平尾真智子共編
  4. 「戦争と人のいのち 明治・大正」渡部喜美子共編
  5. 「食・環境、新たなたたかい 昭和から平成へ」名原壽子共編

出典・脚注[編集]

  1. ^ 『現代日本人名録』
  2. ^ 尾河直太郎、滝尾紀子、古谷博、中橋章子、佐々木富雄、加藤文三、寺沢茂、田所恭介、小山一成、丸山昭「第60回大会特集 私と歴教協」『東京の歴史教育』第37号、東京都歴史教育者協議会、2008年。 
  3. ^ 宮原武夫「初期社会科と問題解決学習」(PDF)『じっきょう地歴・公民科資料』第62号、2006年2月20日、6-9頁、2012年10月24日閲覧 

参考[編集]