前田育男
前田 育男(まえだ いくお、1959年7月16日 - )は、日本のカーデザイナー。マツダ株式会社執行役員デザイン本部長。
来歴・人物
1982年に東洋工業(現在のマツダ)に入社。RX-8や3代目デミオのチーフデザイナーを務めた後、2009年4月1日にローレンス・ヴァン・デン・アッカーの後任としてデザイン本部長に就任。2010年にはデザインテーマ「魂動-Soul of Motion」を発表した[1]。
初代RX-7をデザインし、後にマツダのデザイン本部長を務めた前田又三郎は父親。父親からプレゼントされたEnzo Mariのペーパーナイフに感銘を受けたと語っている[2]。モータースポーツを趣味としており、マツダの社内制度における最上位ライセンスを保有しているという[3]。
経歴
- 1959年 - 広島県生まれ。
- 1982年 - 京都工芸繊維大学工芸学部卒業後、東洋工業に入社。商品企画部に配属。
- 1985年 - R&Dセンター横浜に配属。アドバンスデザインを担当。
- 1987年 - 米国デザイン拠点MNAOに配属。
- 1999年 - ミシガン州デトロイトのフォード・デザインスタジオに出向。
- 2000年 - 広島デザインスタジオに配属。
- 2009年 - デザイン本部長に就任。
- 2013年 - 執行役員デザイン本部長に就任。
代表作
脚注
- ^ "マツダ、「動き」を表現した新デザインテーマ"魂動(こどう)-Soul of Motion"を発表" (Press release). マツダ株式会社.
- ^ 『CAR GRAPHIC』第605号、株式会社カーグラフィック、2011年8月、109頁。
- ^ 『モーターファン別冊 ニューモデル速報 No.463 マツダ CX-5のすべて』、三栄書房、2012年5月、41頁。