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分散コンピューティングの落とし穴

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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分散コンピューティングの落とし穴(ぶんさんコンピューティングのおとしあな)は、初めて分散アプリケーションを開発するプログラマが想定してしまいがちな、誤った前提を集めたものである[1]:

  1. ネットワーク信頼できる.
  2. レイテンシはゼロである。
  3. 帯域幅は無限である。
  4. ネットワークはセキュアである。
  5. ネットワーク構成は変化せず一定である。
  6. 管理者は1人である。
  7. トランスポートコストはゼロである。
  8. ネットワークは均質である。

経緯

これらの落とし穴のリストはサン・マイクロシステムズ社に端を発している。1994年にサンのフェローの最初期メンバーの1人、ピーター・ドイチュが最初の7項目を執筆したとされている。しかし、ビル・ジョイトム・ライオンが既に最初の4つを「ネットワークコンピューティングの落とし穴」[2] (記事では"デイヴ・ライオン"になっているが、間違いと思われる)としてリストを作成していた。1997年頃、サンのフェローでありJavaの生みの親でもあるジェームズ・ゴスリンによって、最後の8つ目が追加された。

関連項目

参考文献

Fallacies of Distributed Computing Explained by Arnon Rotem-Gal-Oz