五十嵐律人
五十嵐 律人 (いがらし りつと) | |
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誕生 |
1990年??月??日 日本・岩手県 |
職業 |
小説家 弁護士 |
国籍 | 日本 |
活動期間 | 2020年 - |
ジャンル | 推理小説 |
主題 | 法律 |
主な受賞歴 | 第62回メフィスト賞(2020年) |
デビュー作 | 『法廷遊戯』 |
五十嵐 律人(いがらし りつと、1990年[1] - )は、日本の小説家、弁護士。ベリーベスト法律事務所所属[2]。東北大学法科大学院卒業。岩手県出身。
経歴
中学生の頃に「特別な人になりたい」と思っていだが、スポーツや絵を描くことも苦手で安易に思った小説も上手く執筆できなく、「勉強を頑張るしかない」と覚悟を決めた[3]。
東北大学法学部に入学。大学で法律に興味を持つ。同大学の法科大学院を修了後、司法試験に合格。「中学高校であまり学べない法律の魅力が伝わる小説を書こう」と思い立ち、再び小説の執筆を始める[3]。その後、ミステリー系の賞への応募を重ね、2020年、法律をテーマにした作品『法廷遊戯』が第62回メフィスト賞を受賞[1]。
作風
法律
弁護士であることから、作品にはに必ず法律を主題テーマとしている。デビュー作『法廷遊戯』は法廷ミステリーというジャンルの小説で『不可逆少年』は少年法を扱った青春小説である[4]。『原因において自由な物語』は前述2作の要素を盛り込んでいる[4]。
執筆
小説を執筆する際は、プロットを立てずに答えが見つかるまでひたすら考えながらアイディアを出している[5][4]。本人曰く「プロットを作ってしまうと、どうしても自分で解きやすい謎を考えてしまい、作品の驚きが薄れてしまう」と公言し、推理小説の謎解きを考える際は、読者にも見抜かれやすいということから「最初に思いついた答えは使わない」というルールを決めている[4]。
ミステリ・ランキング
ミステリが読みたい!
- 2020年 - 『法廷遊戯』国内篇3位&新人賞受賞
このミステリーがすごい!
- 2020年 -『法廷遊戯』国内編3位
「週刊文春」ミステリーベスト10
- 2020年 - 『法廷遊戯』国内部門4位
本格ミステリ・ベスト10
- 2020年 - 『法廷遊戯』国内ランキング9位
作品リスト
単著
- 法廷遊戯(2020年7月15日、講談社)
- 不可逆少年(2021年1月27日、講談社)
- 原因において自由な物語(2021年7月15日、講談社)
- 六法推理(2022年4月25日、KADOKAWA)
- 六法推理(KADOKAWA『小説 野性時代』第214号 2021年9月号)
- 幕間――法曹一家(書き下ろし)
- 情報刺青(書き下ろし)
- 幕間――誰彼味方(書き下ろし)
- 安楽椅子弁護(書き下ろし)
- 幕間――秋霜激烈(書き下ろし)
- 親子不知(書き下ろし)
- 幕間――陽炎天秤(書き下ろし)
- 卒業事変(書き下ろし)
- 幻告(2022年7月27日、講談社)
アンソロジー
「」内が五十嵐律人の作品
- Day to Day(2021年3月25日、講談社)「ステイ・フレンズ」
単著未収録作品
- ステイ・フレンズ(tree 連載企画『Day to Day』2020年7月16日)
漫画化作品
- 法廷遊戯(漫画:束ユムコ、既刊1巻 2021年11月 - イブニングKC)
脚注
- ^ a b “『法廷遊戯』(五十嵐律人)”. 講談社BOOK倶楽部. 講談社. 2021年8月29日閲覧。
- ^ “弁護士 五十嵐 優貴”. ベリーベスト法律事務所. 2022年4月8日閲覧。
- ^ a b “弁護士で作家の五十嵐律人さんインタビュー 「法律の面白さをエンタメ小説で伝えたい」”. 好書好日. 朝日新聞社. 2021年8月29日閲覧。
- ^ “弁護士作家・五十嵐律人氏「ミステリーと法律論は似てますよね」”. Yahoo!ニュース. Yahoo!ジャパン. 2021年8月30日閲覧。
外部リンク
- 五十嵐律人 (@GarashiRitsuto) - X(旧Twitter)