中川一徳
中川 一徳(なかがわ かずのり、1960年 - )は、日本のフリージャーナリスト。
略歴
月刊『文藝春秋』記者として「事件の核心」、「黒幕」、「悶死-新井将敬の血と闇」などを執筆。2000年に独立し、事件、政治、経済などをテーマに執筆活動を続けている。特にマスメディア業界の取材を得意とする。
フジサンケイグループの権力闘争を描いた第1作『メディアの支配者』で第27回講談社ノンフィクション賞・第4回新潮ドキュメント賞を同時受賞した[1][2]。
2012年には、フジテレビ『退屈貴族』中の企画「東洋のランボー」で問題のある演出が行なわれた旨、週刊文春で告発を行なった(2012年3月8日号『発掘スクープ とんねるず番組だけじゃない フジテレビがヒタ隠す “火渡り”で老人に重傷を負わせた最低の番組』)。
著書
- 『メディアの支配者 上』講談社、2005年。ISBN 4062124521
- 『メディアの支配者 下』講談社、2005年。ISBN 4062130033
- 両巻とも2009年6月に講談社文庫化。
- 『二重らせん 欲望と喧騒のメディア』講談社、2019年。ISBN 4065180872
共著
- 中川一徳、伊藤博敏、安田浩一、窪田順生、林克明ほか 『フジテレビ凋落の全内幕』宝島社、2016年。ISBN 4800259665
脚注
- ^ “講談社ノンフィクション賞”. 講談社. 2018年8月9日閲覧。
- ^ “新潮ドキュメント賞 過去の受賞作品”. 新潮社. 2018年8月9日閲覧。