上田和夫 (ドイツ文学者)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

上田 和夫(うえだ かずお、1943年3月24日 - )は、日本のドイツ文学者福岡大学人文学部名誉教授。専門はドイツ語学、ドイツ文学、フランツ・カフカイディッシュ語、イディッシュ文学。

人物[編集]

京都府出身。高知大学文理学部文学科卒業。東京大学大学院人文科学研究科独語独文学専攻修士課程修了。大学院在学中、山下肇の講義でカフカ日記を読んだことからイディッシュ語に関心を持ち始める。

1971年から1972年までと、1983年から1984年までの二度にわたってイスラエルヘブライ大学イディッシュ文学科に留学。帰国後に高知大学教授を経て福岡大学教授。1996年にはオーストリアウィーン大学に留学。2012年退任、名誉教授。

日本におけるイディッシュ語研究の権威として世界的にも広くその名を知られる。また日本では数少ないラディーノ語(ユダヤ・スペイン語、ジュデズモ語)の専門家でもある。

著書[編集]

訳書[編集]