ル・トロンシェ (イル=エ=ヴィレーヌ県)

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Le Tronchet



地図
行政
フランスの旗 フランス
地域圏 (Région) ブルターニュ地域圏
(département) イル=エ=ヴィレーヌ県
(arrondissement) サン=マロ郡
小郡 (canton) ドル=ド=ブルターニュ小郡
INSEEコード 35362
郵便番号 35540
市長任期 パスカル・ブリアン
2014年-2020年
自治体間連合 (fr) fr:Saint-Malo Agglomération
人口動態
人口 1154人
2016年
人口密度 102人/km2
地理
座標 北緯48度29分10秒 西経1度50分11秒 / 北緯48.486111度 西経1.836389度 / 48.486111; -1.836389座標: 北緯48度29分10秒 西経1度50分11秒 / 北緯48.486111度 西経1.836389度 / 48.486111; -1.836389
標高 平均:m
最低:13 m
最高:79 m
面積 11.35km2
Le Tronchetの位置(フランス内)
Le Tronchet
Le Tronchet
公式サイト letronchet.eu
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ル・トロンシェLe Tronchet)は、フランスブルターニュ地域圏イル=エ=ヴィレーヌ県コミューン

地理[編集]

サン=マロから25km離れている。

由来[編集]

地名は1140年にEcclesia de Trunchet、1177年にはecclesia de Tronchetoと記されたことが証明されている[1]

ル・トロンシェは、『小さな森』を意味するPetit Troncから派生した[1]

歴史[編集]

ル・トロンシェは、歴史的に大修道院を中心に構築されてきた。11世紀終わりから、森の中には祈りの場所があり、他所へ移動中の宗教者によって、患っていたハンセン病が奇跡的に治癒したというゴーティエが暮らしていた。この地で宗教的な共同体が形成されていった。1140年に教会が、1150年には小修道院が設立された。ル・トロンシェの地は、コンブール小修道院との依存関係から、ドル=ド=ブルターニュのセネシャルであるアランにより、トゥールのマルムティエ大修道院に与えられた。この建物は、1170年にサン・ブノワ修道会の修道士たちによって大修道院として建てられた。初代院長はラウルである。

1278年、イングランドエドワード1世が、ル・トロンシェ大修道院に対し市を開く権利を与えた。高度な領主裁判権の証である、レ・フルシュ・パティビュレール(fr、2本以上の石柱に木製の横木をかけ、絞首刑台として使われた)が、修道院の周りで発展したル・トロンシェの村に置かれた。

1478年、ル・トロンシェ大修道院長フランソワ・ド・ボーシェヌは、指輪やミトラ、その他典礼用装飾品を着用する権利を得た。その後大修道院は危機に陥り、18世紀にサン・モール修道会によって改革され、近くの丘の上に再建された。ル・トロンシェ住民は、実際に、修道院再建のためドル=ド=ブルターニュ司教とともに結集している。

アンシャン・レジーム時代、ル・トロンシェの礼拝堂はプレルゲール教区(ドル司教区)に依存しノートルダムの名のもとにあった。

ル・トロンシェの村は、フランス革命時代にプレルゲールのコミューンに併合されたが、1826年4月16日に教区となった。1世紀にわたる法的闘争の後、1953年6月5日、ル・トロンシェはコミューンとなった。したがって、人里離れた場所に祈りの場が建設されてから800年後、1679年に再建された修道院の名が、新しいコミューン、ル・トロンシェの名となった。

かつての修道院は現在、レストラン付きホテルとなっている。

人口統計[編集]

2016年時点のコミューンの人口は1154人で、2011年当時の人口より6.36%増加した[2]

1962年 1968年 1975年 1982年 1990年 1999年 2006年 2016年
885 840 904 825 818 845 960 1154

参照元:1962年から1999年までは複数コミューンに住所登録をする者の重複分を除いたもの。それ以降は当該コミューンの人口統計によるもの。1999年までEHESS/Cassini[3]、2006年以降INSEE[4][5]

ゆかりの人物[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b "Etymologie et Histoire de Le Tronchet". infobretagne. 02 January 2017閲覧 {{cite web}}: |access-date=の日付が不正です。 (説明)
  2. ^ Population municipale légale en vigueur au 1er janvier 2019, millésimée 2016, définie dans les limites territoriales en vigueur au 1er janvier 2018, date de référence statistique : 1er janvier 2016.
  3. ^ http://cassini.ehess.fr/cassini/fr/html/fiche.php?select_resultat=38295
  4. ^ https://www.insee.fr/fr/statistiques/3293086?geo=COM-35362
  5. ^ http://www.insee.fr