ルマン・LM04C

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1984年8月24日、鈴鹿1000kmレース決勝を走るニッサンスカイラインターボCトミカ。

ルマン・LM04Cは、1984年全日本耐久選手権(後のJSPC)、および富士ロングディスタンスシリーズ(富士LD)参戦用にルマンガレージ(現株式会社ルマン)が開発したグループCカー

概要[編集]

同社の2作目となるグループCカーである。エンジンは当初日産の2.1L 直列4気筒ターボ LZ20B型、後にFJ20型を搭載するようになった。

3台が製作され、1号車が株式会社ユーピー、2号車がハセミモータースポーツ、3号車がFJ20エンジンテスト用に日産が購入した。

デビューレースは1984年全日本耐久開幕戦鈴鹿500km1985年第2戦富士1000kmが最後のレースとなった。最高位は1984年富士1000kmの4位(ハセミ車)。 エンジンの信頼性が著しく劣り、またシャシー剛性も低く、好成績を収めることができなかった。

なお、完全なプロトタイプレーシングカーであったが、ハセミ車は「スカイラインターボCトミカ」、1985年序盤のみ使用したセントラル20では「フェアレディZCキャノン」の名称でエントリーしていた。

関連項目[編集]