リード線

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リード線(リードせん)とは、電子部品電極に接続されている金属線や、離れた場所を電気的に接続するためのビニール線、すずめっき線、その他の導線などを言う。

各種リード線。電子部品の電極に接続されている金属線や、離れた二か所を電気的に接続するためのビニル線、すずめっき線などがリード線と呼ばれている。

リード線は、電気回路電子回路を構成する導体で、電子部品間で電気信号などの情報を伝えたり、電気エネルギーを伝えたりする役割を果たす。

回路図では、リード線は通常抽象化されて表されるが、実装においては実体のある物として配置される。超伝導が起こるような場合を除き、微小ながら電気抵抗を持つ。特に高周波回路では、リード線は理想的な導体とはみなせなくなり、リアクタンスを持つ電気回路として扱う必要が出てくる場合もある。リアクタンスの影響を減らしなるべく理想的な導体として動作させるためには、物理的な配置を考慮して配線をするといった工夫が必要になる。