リリー・レーマン
Lilli Lehmann | |
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生誕 |
Elisabeth Maria Lehmann 1848年11月24日 Würzburg |
死没 |
1929年5月17日 (80歳) ベルリン |
国籍 | ドイツ |
職業 | オペラ歌手、声楽教師 |
配偶者 | パウル・カリシュ |
親 |
Karl-August Lehmann Maria Theresia Löw |
リリー・レーマン (Lilli Lehmann, Elisabeth Maria Lehmann 1848年11月24日-1929年5月17日) はドイツのオペラ歌手(ソプラノ)で声楽教師。
ヴュルツブルク出身。
1870年にベルリンで公演されたジャコモ・マイアベーアの『シュレジアでの野営』でデビューし成功を収めた。
人物
- 自ら実践してきた練習方法を、『私の歌唱法』という方法論にまとめて記しており、日本語版も存在する。
- また、日本のオペラ歌手三浦環も一度弟子入りを計画したことがある[1]。
- リリー・レーマンは、63歳の時にODEON RECORDに多数の優れた歌唱を録音している。 まだ旧式の機械式録音の時に行ったのであるが、その歌声は非常に張りが在り、綺麗な美声であって、アーティストの名前を知らずに聴くと、既に63歳になっている人が歌唱をしていると、 誰もが気付かないし、いつ録音したか、何歳での録音かを知ら無い人が聴いたら、その歳とは気付くことは不可能である。若い歌手と同様な高音部も難無く熟しており、他の優れていた著名な歌手が衰えて、高音部の歌唱の時に、苦労しているのが観られたり、音程を下げての歌唱に代えたりしているが、リリー・レーマンにはそのような事は無縁であった。
- リリー・レーマンのレコードは、一旦廃盤になった後にも注文の問い合わせが多かったので、ODEONの赤レーベルで、再発売が決まって、最初は注文限定のセット発売であったが、直ぐに売り切れたので、追加発売も行われてた。また、PARLOPHONEからと、国際レコード収集家協会(IRCC)から復刻された盤もあった。
著書
- リリー・レーマン 『Meine Gesangskunst』, 1902年
(邦訳『私の歌唱法—テクニックの秘密—』川口豊訳 2010年 シンフォニア)
参考文献
- (英語) The New International Encyclopædia/Lehmann, Lilli, ウィキソースより閲覧。
- 珍品レコード.野村あらえびす(野村長一;のむらおさかず)、中村善吉、藤田不二、青木兼幸他著.グラモフィル社.
- 名曲決定盤.野村あらえびす著.
脚注
- ^ “日本人初の世界的なオペラ歌手として活動した三浦環20年間の最盛期をたどってみた”. ダイヤモンド・オンライン (2014年10月3日). 2021年9月6日閲覧。
外部リンク
- リリー・レーマンの著作およびリリー・レーマンを主題とする文献 - ドイツ国立図書館の蔵書目録(ドイツ語)より。
- Leopold Schmidt zu ihrem 70. Geburtstag
- Lilli Lehmann collection, 1865-1927 Library of Congress
- Lilli Lehmannの作品 (インターフェイスは英語)- プロジェクト・グーテンベルク
- How to Sing - プロジェクト・グーテンベルク
- リリー・レーマンに関連する著作物 - インターネットアーカイブ
- リリー・レーマンの著作 - LibriVox(パブリックドメインオーディオブック)
- リリー・レーマンの楽譜 - 国際楽譜ライブラリープロジェクト