ムワックレック郡

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座標: 北緯14度39分20秒 東経101度11分54秒 / 北緯14.65556度 東経101.19833度 / 14.65556; 101.19833

ムワックレック郡
位置画像
ムワックレック郡の位置
情報
タイ語名 มวกเหล็ก
サラブリー県
地理番号 1911
郵便番号 18180
18220 (タムボンSap Sanunのみ)
30130 (Lam Somphung、Lam Phaya Klangのみ)
統計
面積 681.4 km2
人口 56,346 人 (2020年)
人口密度 82.69 人/km2
行政
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ムワックレック郡(ムワックレックぐん、タイ語: อำเภอมวกเหล็ก)はタイ中部・サラブリー県にある郡(アムプー)である。

名称

ムワック(泰)หมวก(※綴りは少々異なる)は『帽子』、レック(泰)เหล็กは『鉄』の意味。

ブドウの一種の名が由来であるとする説と、兵士のが落ちていた小川を兜の川と呼ぶようになり、やがて地域全体の名称となった説がある[1]

地理

サラブリー県の東端に位置し、東はナコーンラーチャシーマー県パークチョン郡およびシーキウ郡に、南はナコーンナーヨック県ムアンナコーンナーヨック郡に、北はロッブリー県パッタナーニコム郡タイ語版タールアン郡タイ語版ラムソンティ郡タイ語版に、それぞれ接する。標高差は小さいが全体的に山がちな土地で占められる。郡の南部は世界遺産ドン・パヤーイェン・カオ・ヤイ森林群(通称・カオヤイ国立公園[2])に指定されている。2016年には中部の森林地帯が新たに ナムトック・チェットサオノーイ国立公園タイ語版 に指定された。

産業

農業、とりわけ酪農が盛ん。デンマークとの国際交流事業として、同国の支援のもと国営企業TDDF(タイデンマークデイリーファーム、(英)Thai-Danish Dairy Farm、後にタイ酪農振興機構英語版(DPO)へ改組)が当地に設立されたことに因む。特色のある農作物としてはブドウ。大産地ではないが栽培農家や観光農園が多い。国立公園に近いことから観光業も盛ん。他に、中部の石灰石採掘事業が特筆される。

交通

タイ国有鉄道東北本線
ムワックレック駅が筆頭。他に、石灰石輸送の拠点であるヒンラップ駅など。
北方のラオス国境に向け高速鉄道が在来線沿いに建設中であるが、当初計画において郡内に駅設置は公表されていない。ただし、ムワックレック駅の西側近くに駅ホームがほぼ完成している。この地点に駅の無かった在来線にもホームが設置完了しており、将来的に乗換えを考慮しているとみられる。

脚注

  1. ^ บรรยายสรุปจังหวัดสระบุรี” (タイ語). 2015年7月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月23日閲覧。
  2. ^ カオヤイ国立公園(正式名称:ドン・パヤーイェン・カオ・ヤイ森林群)”. タイ国政府観光庁(TAT). 2021年12月23日閲覧。