ミヤマリンドウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ミヤマリンドウ
ミヤマリンドウ(山形県月山・2003年7月撮影)
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: リンドウ目 Gentianales
: リンドウ科 Gentianaceae
: リンドウ属 Gentiana
: ミヤマリンドウ G. nipponica
学名
Gentiana nipponica Maxim.
和名
ミヤマリンドウ(深山竜胆)

ミヤマリンドウ(深山竜胆、学名:Gentiana nipponica)は、リンドウ科リンドウ属多年草高山植物

特徴[編集]

の基部が長く這い、茎先が立ち上がり、高さは5-10cmになる。茎はやや赤紫色を帯びる。は茎に対生し、葉の形は小型の卵状長楕円形で、長さは5-10mm、やや厚め。花期は7-9月で、茎の上部に長さ15-22mmの青紫色のを4個ほど付ける。花冠は5つに裂けており裂片の間に小さく副片がある。

分布と生育環境[編集]

北海道本州の中部以北に分布し、高山帯の湿原や湿り気のある場所に自生する。

変種[編集]

飯豊山に特産する、花冠がやや大型の変種で、開花時に花冠副片が直立する。

近縁種[編集]

参考文献[編集]

  • 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他編『日本の野生植物 草本 Ⅲ 』(1981)平凡社

関連項目[編集]