プレクムリェ地方

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最東北端の5がプレクムリェ地方(青色)

プレクムリェ地方Prekmurje, ハンガリー語Muramente, Muravidék)はスロベニアの最北東端に位置する伝統的な地方[1]、行政単位としての意味は持たない。

「プレクムリェ」とは「ムール川の向こう側」という意味のスロベニア語である。[2]

ハンガリー王国スロベニア語話者(スロベニア人)居住地方で、トリアノン条約の結果セルビア・クロアチア・スロベニア王国に割譲された。その後ハンガリーに占領されたりなどしたが最終的にセルビア・クロアチア・スロベニア王国に戻った。ハンガリー語ではムラメンテ、ムラヴィデーク。

スロベニアでハンガリー王国に属していた唯一の地方であるために少数派としてマジャル人ロマも多く住んでおり、スロベニア国内で文化的、言語的に独自性を有している。[2]

パンノニア平原の縁に位置し、ハンガリー方面に向かってなだらかな地形が続く。[1]

主な自治体[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 柴、ベケシュ、山崎、p.17
  2. ^ a b 柴、ベケシュ、山崎、p.18

参考文献[編集]

  • 柴宜弘、アンドレイ・ベケシュ、山崎信一編著『スロヴェニアを知るための60章』明石書店、2017年9月10日。ISBN 978-4-7503-4560-4 

外部リンク[編集]

関連項目[編集]