コンテンツにスキップ

ブリッジウォーター級スループ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Hkusano (会話 | 投稿記録) による 2012年3月24日 (土) 14:27個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎戦歴: リンクの追加)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

|-
|colspan="2" style="text-align:center;line-height:1.5em;"|
ブリッジウォーター(en), 1943年1月撮影|- style="vertical-align:top"
艦級概観
名称:ブリッジウォーター
建造:ホーソン・レスリー造船所, ヘバーン工場
運用: イギリス海軍
前級 :24級
次級:ヘイスティングス
就役期間:1929-1946
完工数:2
現役数:2
引退数:2
仕様諸元
排水量 1,045トン
長さ: 250 ft (76 m)
幅: 34 ft (10 m)
速力: 17 kn (31 km/h)
兵装:
  • 4 in (10 cm) 単装砲2基


ブリッジウォーター級スループ(ブリッジウォーターきゅうスループ 英:Bridgewater class sloop)とは、ブリッジウォーターサンドウィッチの2隻からなるイギリス海軍スループの艦級。フラワー級スループの代替のため、1927年度建造計画によって建造された。

概要

ブリッジウォーター級は、排水量1,045トンで2門の4インチ砲を装備していた。その速力は17ノットだった。

戦歴

ブリッジウォーター、サンドウィッチの両艦は、1927年9月にへバーンホーソン・レスリー造船所に発注され、1929年に就役、中国艦隊に配備された。ブリッジウォーターは1935年にケープタウンに配属替えとなったが、サンドウィッチは1939年に第2次世界大戦が勃発するまで、中国艦隊に所属していた。大戦中は2隻とも大西洋の戦いに参加した。ブリッジウォーターは1943年11月までフリータウンを母港として哨戒と船団護衛に従事したのち、ウェスタンアプローチ管区に所属した。同艦はここで終戦までの2年間、潜水艦戦の訓練に用いられた。サンドウィッチも1940年から1944年の間プリマスリヴァプールを母港として本国海域で活動した他、フリータウンでも作戦を行った。しかし1945年には船体の状態が悪化してビゼルトで保管状態となった。両艦とも大戦終了後に軍籍から除かれ、サンドウィッチは1946年初頭にスクラップとするため売却された。ブリッジウォーターはサンドウィッチよりほんの少しだけ生き長らえ、1946年から1947年にかけて爆撃試験に従事し、1947年5月に解体のため売却された。

同型艦

艦名 艦番号 発注 進水 完工 就役 その後
ブリッジウォーター L12/U12 1927年9月19日 1928年2月9日 1928年9月29日 1929年3月23日 1946年1月8日売却
サンドウィッチ L01/U01 1927年9月19日 1928年2月6日 1928年9月14日 1929年3月14日 1947年5月22日売却

参考文献

  • Hague, Arnold (1993). Sloops: A History of the 71 Sloops Built in Britain and Australia for the British, Australian and Indian Navies 1926–1946. Kendal, England: World Ship Society. ISBN 0-905617-67-3 

外部リンク