ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち
| ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち | |
|---|---|
| The Hummingbird Project | |
| 監督 | キム・グエン |
| 脚本 | キム・グエン |
| 製作 | ピエール・エヴァン |
| 製作総指揮 |
ブライアン・カヴァナー＝ジョーンズ グレイディーズ・ブルックフィールド＝ハンプソン フレッド・バーガー マリー＝ガブリエル・スチュワート ハイディ・レヴィット キム・グエン ノア・シーガル |
| 出演者 |
ジェシー・アイゼンバーグ アレクサンダー・スカルスガルド サルマ・ハエック マイケル・マンド |
| 音楽 | イヴ・グルメール |
| 撮影 | ニコラ・ボルデュク |
| 編集 |
アルチュール・タルノウスキ ニコラ・ショドールジュ |
| 製作会社 |
アイテム7 ベルガ・プロダクションズ オートマティック ハンウェイ・フィルムズ テレフィルム・カナダ |
| 配給 |
 エレベーション・ピクチャーズ ショウゲート |
| 公開 |
2019年3月22日 2019年9月27日 |
| 上映時間 | 111分[1] |
| 製作国 |
カナダ ベルギー |
| 言語 | 英語 |
| 興行収入 |
 $876,980[2] 2800万円[3] |
『ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち』（ハミングバードプロジェクト れいてんれいれいいちびょうのおとこたち、The Hummingbird Project）は2018年のカナダ・ベルギーのドラマ映画。監督はキム・グエン、出演はジェシー・アイゼンバーグとアレクサンダー・スカルスガルドなど。 0.001秒でも先に市場の情報を得るために1,600kmの通信回線の敷設に挑んだ男たちの実話を映画化した作品である[4]。
2018年9月に開催された第43回トロント国際映画祭で初上映された。
ストーリー[編集]
 | この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
ヴィンセントとアントンは従兄同士で、共に高頻度取引に携わっている。2011年、2人はある計画を実行に移すことにする。その計画とはカンザス州にあるデータセンターとニューヨーク証券取引所の間（約1600㎞）に、最短距離である直線で光ファイバーを敷設することである。これによって、従来より0.001秒早い注文が可能となり、ビジネス面で大きなアドバンテージを得られると考えたのである。
ところが、敷設に至るまでの道のりは決して平坦なものではなく、土地の権利保有者たちから光ファイバーを敷設する権利をやっとの思いで得た矢先、2人の計画を察知した元上司（エヴァ）から執拗な妨害を受ける羽目になる。しかも、ヴィンセントが胃癌であることが判明する。
キャスト[編集]
※括弧内は日本語吹替声優。
- ヴィンセント・ザレスキ: ジェシー・アイゼンバーグ（武藤正史） - プロジェクトの発案者。
- アントン・ザレスキ: アレクサンダー・スカルスガルド（庄司然） - 天才プログラマー。
- エヴァ・トレス: サルマ・ハエック（なかせひな）
- マーク・ヴェガ: マイケル・マンド（櫻井慎二朗）
- マーシャ: サラ・ゴールドバーグ
- ジェニー: アンナ・マグワイア（福乃愛）
- ブライアン・テイラー: フランク・スコーピオン（石原辰己）
- アーミッシュの長老: ヨハン・ヘルデンベルグ（西垣俊作）
- レイ: クワシ・ソンギ（越後屋コースケ）
- オフィーリア: アイーシャ・イッサ
製作[編集]
2017年5月8日、ジェシー・アイゼンバーグとアレクサンダー・スカルスガルドが本作に出演するとの報道があった[5]。9月9日、サルマ・ハエックの出演が決まったと報じられた[6]。10月16日、マイケル・マンドがキャスト入りした[7]。11月、本作の主要撮影がカナダのケベックで始まった[8]。
公開・マーケティング[編集]
2018年2月16日、本作の劇中写真が初めて公開された[9]。9月8日、本作は第43回トロント国際映画祭でプレミア上映された[10]。11日、ジ・オーチャードが本作の全米配給権を獲得したと報じられた[11]。22日、本作がバンクーバー国際映画祭で上映された[12]。2019年1月18日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[13]。
評価[編集]
本作に対する批評家からの評価は平凡なものに留まっている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには117件のレビューがあり、批評家支持率は57%、平均点は10点満点で6.04点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「上質の演技があり、スマートな作品である『ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち』はキム・グエン監督のフィルモグラフィに実に面白い1本（欠点はあるが）を付け加えることになった。」となっている[14]。また、Metacriticには26件のレビューがあり、加重平均値は58/100となっている[15]。
出典[編集]
- ^ “ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち”. 映画.com. 2019年6月27日閲覧。
- ^ “The Hummingbird Project” (英語). Box Office Mojo. 2020年10月19日閲覧。
- ^ 『キネマ旬報』2020年3月下旬特別号 67頁
- ^ “ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち”. WOWOW. 2020年10月19日閲覧。
- ^ Tartaglione, Nancy (2017年5月8日). “Jesse Eisenberg & Alexander Skarsgard Flit To Kim Nguyen’s ‘The Hummingbird Project’ – Cannes” (英語). Deadline.com 2019年6月27日閲覧。
- ^ Ritman, Alex (2017年9月9日). “Toronto: Salma Hayek Joins 'The Hummingbird Project'” (英語). The Hollywood Reporter 2019年6月27日閲覧。
- ^ N'Duka, Amanda (2017年10月16日). “‘Better Call Saul’s Michael Mando Joins Jesse Eisenberg In ‘The Hummingbird Project’” (英語). Deadline.com 2019年6月27日閲覧。
- ^ Mitchell, Wendy (2017年11月3日). “AFM: First Look at Jesse Eisenberg and Alexander Skarsgård in 'The Hummingbird Project' (exclusive)” (英語). Screen Daily 2019年6月27日閲覧。
- ^ Ritman, Alex (2018年2月16日). “Berlin First Look: Salma Hayek in 'The Hummingbird Project' (Exclusive)” (英語). The Hollywood Reporter 2019年6月27日閲覧。
- ^ Hipes, Patrick (2018年9月9日). “‘The Hummingbird Project’ Panel At Toronto: Jesse Eisenberg, Alexander Skarsgard, Salma Hayek, Michael Mando & Kim Nguyen” (英語). Deadline.com 2019年6月27日閲覧。
- ^ D'Alessandro, Anthony (2018年9月11日). “Kim Nguyen’s ‘The Hummingbird Project’ Flies To The Orchard – Toronto” (英語). Deadline.com 2019年6月27日閲覧。
- ^ McNary, Dave (2018年9月5日). “Film News Roundup: Jesse Eisenberg-Alexander Skarsgard’s ‘Hummingbird Project’ to Open Vancouver Festival” (英語). Variety 2019年6月27日閲覧。
- ^ Evans, Greg (2019年1月18日). “‘The Hummingbird Project’ Trailer: Jesse Eisenberg, Alexander Skarsgård & Salma Hayek Dig Big Money” (英語). Deadline.com 2019年6月27日閲覧。
- ^ “The Hummingbird Project (2019)” (英語). Rotten Tomatoes. 2020年10月19日閲覧。
- ^ “The Hummingbird Project Reviews” (英語). Metacritic. 2019年6月27日閲覧。
外部リンク[編集]
- ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち - allcinema
- ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち - KINENOTE
- The Hummingbird Project - IMDb（英語）
- 光遅延時間計算サイト（ヴィンセントとアントンが達成しようとする16ミリ秒が理論値の限界であることが計算できるサイト）。