ネオンテトラ
ネオンテトラ | ||||||||||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Paracheirodon innesi | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
Neon tetra |
ネオンテトラ(学名:Paracheirodon innesi)は、カラシン目カラシン科の熱帯魚。発見は1936年。テトラと呼ばれる観賞魚類の中でもよく知られた種である。
近縁種としてカージナルテトラ、グリーンネオンテトラなどがある。
概要
主にアマゾン川流域に分布する。成魚の体長は約3センチメートルで、頭部から尾びれの付け根近くにかけて鮮やかな青のラインが入り、その下の腹ビレから尾びれの付け根にかけて赤のラインが入る。観賞魚として古くから人気の高い品種で、小型であることから比較的容量の小さい水槽でも群泳させやすく、エンゼルフィッシュやグッピーと並び淡水アクアリウムの代表的な存在の一つとなっている。
名前の由来となっているネオンサインを髣髴とさせる光沢だが、基本的に発光器官(→生物発光)を備える訳ではなく、所定の色素を含んだ光の反射層があることに由来する。なお近隣種のカージナルテトラでは、ややカージナルのほうが大型(1センチメートルほど大きい)であるほか、腹側の赤色の帯が鰓後方まで伸びていることで区別される。
性格も穏和で他魚と共存し易い、さらには人工飼料でも問題なく成長するため飼育し易いことから、淡水熱帯魚の入門種とされるが、繁殖の難易度は高く、容易ではない。ただ後述するように20世紀末より現在では香港を中心にアジア方面で商業的養殖が行われている。 原産地、アマゾン川の水に近い弱酸性の軟水が最適で発色具合も良好と成るが、中性(pH7→水素イオン指数)まで対応する。25度弱の水温を好む。
観賞魚として
当初は人工繁殖が困難で野外採集個体のみが流通していたため非常に高価だった。現在では東南アジアを中心に盛んに養殖が行われ、季節を問わず廉価で入手できる。
混泳の相手はネオンテトラより大きい魚だとネオンテトラを捕食してしまう可能性があるので、なるべく混泳させる場合はネオンテトラより小さい魚、もしくは同じくらいの魚のほうが良い。
参考書籍
- 熱帯魚・水草1400種図鑑(出版:ピーシーズ・ISBN 4-938780-01-1)