チョーク流れ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2018年4月10日 (火) 11:41; Wetch (会話 | 投稿記録) による版 (Category:流体力学を除去; Category:超音速を追加 (HotCat使用))(日時は個人設定で未設定ならUTC

(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

チョーク流れ(チョークながれ、: choked flow)とは、管内の圧縮性流れがある断面でマッハ数 M = 1 の臨界状態になることである[1]窒息流ともいう[2]。チョーク流れの状態になることをチョークすると言う。

等エントロピー流れでは、チョークは流路の最小断面積の箇所においてのみ起こる。チョークが起こると、背圧をさらに小さくしても流量をそれ以上流すことができない。

管路の摩擦や加熱によって流れはM = 1 の臨界状態に達し、チョークする。

脚注[編集]

  1. ^ 松尾一泰『圧縮性流体力学』理工学社、1994年、65, 81, 130頁。ISBN 4-8445-2145-4 
  2. ^ 永田雅人『高速流体力学』森北出版、2010年、61頁。ISBN 978-4-627-67361-8