チャイナ・マック

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曖昧さ回避 XLミドルトンの別名義「ビッグ・チャイナ・マック」とは異なります。

チャイナ・マック(China Mac)という芸名で知られるレイモンド・ユ(Raymond Yu、1982年2月5日 - )は、アメリカ合衆国のラッパー、エンターテイナー、活動家、元ギャング[1][2]。

生い立ち[編集]

香港からの中国人移民の子としてブルックリンに生まれた[1][3]。8歳の時にグループホームで生活するようになった[4]。12歳の時には、鬼影幇（ゴースト・シャドウズ）（英語版）のギャングに加わった[1]。十代の間は、収容された少年施設で、同じように収容されていた少年たちとフリースタイル・ラップ・バトルを競っていた[1]。

経歴[編集]

2000年 – 2013年：投獄[編集]

18歳であった2000年、ギャングがらみの犯罪に問われ、懲役3年の判決を受けた[1]。

2003年11月9日、マンハッタンのチャイナタウンのバーでMCジン（英語版）と激しい口論となり、ジンの知り合いのラッパー、クリストファー・LS・ルイ (Christopher "LS" Louie) を背中から銃撃した[5][6]。その後、1年間以上逃亡し、ワシントン州シアトルで、偽造パスポートを使って出国しようとしていたところを拘束された[1]。投獄されていた間に、マック・ボーラーズ・ギャング (the Mac Ballers gang) から「チャイナ・マック」と呼ばれるようになった。2013年11月に保釈され、獄中で貯めた資金で、レッド・マネー・レコード (Red Money Records) というレコードレーベルと、ペットショップを立ち上げた[1][4][5]。

2014年以降：音楽制作[編集]

その後、保釈条件に違反したとして再び収監され、2017年にようやく釈放された[5]。以降、自分のYouTubeチャンネル「China Mac TV」を立ち上げ、食べ物に関する番組『Mac Eats』など、様々な動画を公開するようになった[2]。

2017年にはアルバム『MITM』をリリースした[7][8]。

2018年、リル・パンプ（英語版）のシングル「Butterfly Doors」が発表された際には、軽蔑的な中傷表現であるチン・チョン（英語版）を用いたことに対して、マックは厳しくこれを糾弾した[2][9]。

2019年、マックは2枚で対となるのEP「Yin」と「Yang」をリリースした[10]。この年、マックは、中国語とスペイン語によるレコードをタリ・ゴヤ（英語版）と共作した[2]。

私生活[編集]

父は、1980年代に盛んに活動していた中国系アメリカ人のギャング集団である飛龍幇（フライング・ドラゴン）（英語版）の一員であった[1]。

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h Editorial Staff, Editorial Staff (2018年4月15日). “Meet an Ex-Member of One of the Most Violent Chinese-American Gangs in the U.S.” (英語). NextShark. 2020年2月18日閲覧。
  2. ^ a b c d Leutz, Ryan (2019年6月10日). “China Mac talks to Plugged Soundz about his Lil Pump Beef, career after prison, and his skincare regimen. | Plugged Soundz” (英語). Plugged Soundz. 2020年2月18日閲覧。
  3. ^ China Mac Explains How to Smuggle Sneakers Into Prison (Video). Full Size Run (アメリカ英語). Sole Collector. 27 June 2019.
  4. ^ a b Vicino, Stephen (2014年11月17日). “Exclusive Interview with China Mac” (英語). Music Existence. 2020年2月18日閲覧。
  5. ^ a b c Druzkowski, Piotr (2019年6月25日). “China Mac sits down for a talk with MC Jin 15 years after NYC shooting” (英語). SR-MAG.COM. 2020年2月18日閲覧。
  6. ^ Riley, Wallace (2019年6月22日). “Jin & China Mac Reconcile 15 Years After China Mac Shot Jin's Friend”. HipHopDX. 2020年2月18日閲覧。
  7. ^ “M.I.T.M, by CHINA MAC”. CHINA MAC. 2020年2月20日閲覧。
  8. ^ Santi, Christina (2017年11月21日). “EXCLUSIVE: China Mac on Chinese Mafia, Shooting Jin's Friend, Prison Time (Full Interview)”. www.vladtv.com. 2020年2月20日閲覧。
  9. ^ Casino, Khier (2018年12月18日). “China Mac Puts Lil Pump on Instagram Blast for Mocking Asians in New Video” (英語). NextShark. 2020年2月18日閲覧。
  10. ^ Todd, Jessica (2019年8月28日). “EXCLUSIVE: China Mac: I was in a Maximum Security Prison for 10 Years, I Suppressed a Lot”. www.vladtv.com. 2020年2月20日閲覧。

外部リンク[編集]

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