タランテラ (ショパン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。111.100.228.59 (会話) による 2011年4月12日 (火) 12:33個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

フレデリック・ショパンタランテラ作品43は1841年作曲。同年出版された。タランテラは8分の6拍子の急速な踊りであるが、本作はロッシーニの作品に準じてかかれており、ただ聞き映えがするだけで作曲者らしい語法は少ない。アンコールピースとしてしばしば登場する。

Presto

E音のタランテラリズムによる序奏の後、主題が滑り出す。半音階をたくみに応用した浮遊感と軽快なテンポが特徴。調性は変イ長調が基本にあるが、変ハ音による変イ短調も混在しており不安定。

無窮動ふうのロンド形式オクターヴ奏法も多く演奏には技術が必要。