セイヨウタマゴタケ

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セイヨウタマゴタケ
分類
: 菌界 Fungi
: 担子菌門 Basidiomycota
亜門 : 菌蕈亜門 Hymenomycotina
: 真正担子菌綱 Homobasidiomycetes
: ハラタケ目 Agaricales
: テングタケ科 Amanita
: テングタケ属 Amanita
亜属 : テングタケ亜属 Subgen. Amanita
: タマゴタケ節 Sect. Caesareae
: セイヨウタマゴタケ A. caesarea
学名
Amanita caesarea
(Scop. :Fr.) Pers.
和名
セイヨウタマゴタケ

セイヨウタマゴタケ(西洋卵茸、Amanita caesarea(Scop.:Fr.)Pers.)はハラタケ目テングタケ科テングタケ属テングタケ亜属タマゴタケ節のキノコ。秋にブナ科の森林下に発生する。日本では極めて稀で、ほとんど見つかっていない。帰化した可能性もある。菌根菌は赤から橙色で周辺に溝線がある。ひだは黄色。は黄色で中空。つばつぼがある。タマゴタケに似ているが、タマゴタケは柄にだんだら模様があるので区別できる。食用。

類似の毒キノコ

タマゴタケモドキ。猛毒である。

よく似た毒キノコとして、ベニテングタケタマゴタケモドキ (Amanita subjunquillea Imai) などがあり、誤食の恐れがある。とくにタマゴタケモドキはドクツルタケと同じ環状ペプチドを含有し、死亡例もいくつか報告されている。

参考文献