スイートピー
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スイートピー | |||||||||||||||||||||
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![]() スイートピー
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Lathyrus odoratus L. | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
ジャコウエンドウ(麝香豌豆) | |||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||
Sweet pea |
スイートピー(学名:Lathyrus odoratus)は、マメ科レンリソウ属の植物。和名では、ジャコウエンドウ(麝香豌豆)やカオリエンドウ(香豌豆)、ジャコウレンリソウ(麝香連理草)などと呼ばれている。
地中海沿岸原産で、日本では主に観賞用として栽培される。品種によって一年草や多年草がある。酸性用土ではうまく育たず、直根性で移植を嫌う。ふつう秋蒔きする。
中世までは雑草扱いされていた。園芸植物として栽培されるようになってからも改良のスピードは遅く、本格的に改良、交配が進むのは19世紀後半に至ってからであった。トレヴァー・クラークとヘンリー・エックフォードの尽力により、多彩な品種が誕生した。
エドワード朝のアレクサンドラ王妃はスイートピーを愛し、祝いの場では装飾としてスイートピーがふんだんに用いられ、エドワード朝を象徴する花となった。
有毒植物であり、成分はアミノプロピオニトリルで、豆と莢に多く含まれる。多食すれば頚椎麻痺を引き起こし、歩行などに影響が出ることがある。
スイートピーを題材とした歌に『赤いスイートピー』があるが、この歌が世に出た1982年1月当時に、赤色の花をつけるスイートピーは存在していなかった。しかし、写真にもあるように、その後、品種改良によって赤色のスイートピーも誕生した。[1]
花言葉は「門出・思い出・別離」といわれている。
備考
- ^ 中日新聞三重版2006年1月28日記事より
参考文献
- アリス・マーガレット・コーツ「花の西洋史事典」(八坂書房)