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パナビジョン ジェネシス

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パナビジョン・ジェネシスとはパナビジョンの最上位デジタル式映画カメラである。35mmフィルム幅で1.78:1 (16:9)の縦横比で12.4メガ画素のRGBのCCDを使用する。ブライアン・シンガー監督の 『スーパーマン リターンズ』で使用され、第一次世界大戦を題材にした映画『フライボーイズ』でも使用された。

背景

2/3" 3-CCD RGB 映像のCineAlta HD-900F (『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』で使用)とは違いジェネシスは単板式の 12.4メガ画素のCCDを使用している。これは画角と被写界深度が従来のスーパー35フィルムフォーマットと同じである。"Panavized" CineAltaは従来のパナビジョンのレンズを使用できる。

多くの写真用レンズは3板式CCDビデオカメラには使用できない。3色に分光するプリズムブロックがレンズの後端に接触するからである。また、2/3インチの撮像素子では画角や被写界深度が異なるためボケ味が異なり従来の35mm用のレンズよりも16mm用に被写界深度が似てくる。

パナビジョンは独自にデジタル化に挑戦したが単独では無理だったのでソニーの協力を得て実現した。供給はパナビジョンから行う。

競合機

パナビジョンには多数の競合機がある。それらは良く似ていて既に幅広く使用されている。

開発中

  • Colorspace True35 (35mm, 2K)
  • Sony F-35 (announced 2007, late 2008 release in the U.S.) (35mm sensor size, 1080p output)
  • Drake camera (2/3", 720p)

脚注

外部リンク