グラーツ・リーベナウ・シュターディオン

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メルクール・アレーナ
Merkur Arena
施設情報
所在地 Stadionplatz 1 A-8041 Graz-Liebenau, Austria
開場 1997年7月9日
グラウンド 天然芝
ピッチサイズ 105x68 m
旧称
Arnold Schwarzenegger-Stadion (1995–2005)
Stadion Graz-Liebenau (2005–2006)
UPC-Arena (2006–2016)
使用チーム、大会
SKシュトゥルム・グラーツグラーツァーAKアメリカンフットボール・ワールドカップ(2011年)
収容人員
16.764人

グラーツ・リーベナウ・シュターディオン (Graz Liebenau Stadion) は、オーストリアシュタイアーマルク州の州都グラーツにあるサッカー専用スタジアム。

概要[編集]

オーストリア・ブンデスリーガに属するSKシュトゥルム・グラーツ (SK Sturm Graz)、及びオーストリア・ブンデスリーガ2部に属するグラーツァーAK (Grazer AK) の本拠地である。

この地には元々1951年に完成した多目的スタジアム、旧「グラーツ・リーベナウ・シュターディオン」 (Graz Liebenau Stadion) があったが、スタジアムの老朽化のため1994年に同じ地に新スタジアムを建設することが決定。1997年に完成したサッカー専用スタジアムはシュタイヤーマルク州出身で当時カリフォルニア州知事だったアーノルド・シュワルツェネッガーを称えて「アーノルト・シュヴァルツェネッガー・シュターディオン」 (Arnold Schwarzenegger Stadion) と名づけられた。こけら落としとして行われた試合は、1997年7月9日に行われたイヴィチャ・オシム監督率いるSKシュトゥルム・グラーツ対グラーツァーAKのグラーツ・ダービー(SKシュトゥルム・グラーツが4‐0で勝利)。

しかし1950年に死刑制度を廃止しているオーストリアでは、2005年12月13日スタンリー・ウィリアムズ死刑囚の恩赦請求を拒否したシュワルツェネッガー州知事の死刑執行命令に批判が高まっていた。これに伴い、「アーノルト・シュヴァルツェネッガー・シュターディオン」から彼の名前が撤去することが検討され、各党の権力争いでなかなか結論が出ない中、シュワルツェネッガー自らが名前をスタジアム名に使用することを禁止、それによって2005年12月26日に「グラーツ・リーベナウ・シュターディオン」に改名された。

その直後、UPC社が2016年までのネーミングライツを獲得したため、「UPCアレーナ」 (UPC-Arena) と改称された。

2011年にはアメリカンフットボール・ワールドカップの試合が開催された。

2016年4月よりオーストリアの保険会社であるメルクール保険 (de:Merkur Versicherung) がネーミングライツを獲得し、「メルクール・アレーナ」 (Merkur Arena) と改称された。

外部リンク[編集]