SKシュトゥルム・グラーツ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
SKシュトゥルム・グラーツ
原語表記 Sportklub Puntigamer Sturm Graz
愛称 Die Schwoazn, The Blackies
クラブカラー 黒・白
創設年 1909年
所属リーグ オーストリア・ブンデスリーガ
所属ディビジョン 1部
ホームタウン グラーツ
ホームスタジアム
メルクール・アレーナ
収容人数 15,323
代表者 オーストリアの旗 クリスティアン・ヤウク
監督 オーストリアの旗 クリスティアン・イルツァー
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
サードカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ
SKシュトゥルム・グラーツ, 2010

SKシュトゥルム・グラーツ (ドイツ語: Sportklub Puntigamer Sturm Graz) は、オーストリアグラーツを本拠地とするサッカークラブである。

概要[編集]

1909年に創設された。1982年から1983年のシーズンにかけてリーグ戦で準優勝した。このことでUEFAカップ1983-84に出場しベスト8に入った。

1990年代前半、クラブは深刻な財政難に見舞われた。多くの実力選手放出を余儀なくされ、若手中心のチームで再出発を図ることになる。

1994年にイビチャ・オシムが監督に就任。1995年にオーストリア・ブンデスリーガで準優勝。

1996年オーストリア・カップで初めて優勝した。1997年にカップ戦で連覇、1998年にリーグ戦で優勝した。

UEFAチャンピオンズリーグ 1998-99に出場。グループリーグはレアル・マドリードインテルナツィオナーレ・ミラノFCスパルタク・モスクワと同組となり1分5敗の成績でグループリーグ敗退となった。

1999年はリーグ戦で2連覇、カップ戦で2年ぶりの優勝を果たした。UEFAチャンピオンズリーグは、マンチェスター・ユナイテッドFCマルセイユクロアチア・ザグレブと同組のグループリーグDに入ったが4チーム中3位でグループリーグ敗退。

UEFAチャンピオンズリーグ 2000-01は、グラスゴー・レンジャーズガラタサライASモナコと同組の1次グループDに入り、初戦のグラスゴー戦、第3戦のモナコ戦において (共にアウェイ) 0対5で敗北するが、ホームで勝利を収めて3勝1分2敗の成績で1次グループリーグを首位で通過。2次グループリーグはバレンシアCF、マンU、パナシナイコスと同組のグループBに入ったが2勝4敗の3位となり敗退した。

2002年にオシムが監督を退任した。会長のクラブ経営方針をめぐる批判、健康上の問題などが理由とされる。

オシム時代 (特に1996-97シーズンから) 、念願のUEFAチャンピオンズリーグ初出場を果たすために大規模なチーム補強が行われ、数々の代表選手を獲得、そのために抱えきれないほど膨大な人件費を抱えることになり、2006年10月23日に負債860万ユーロで破産申請をした。

その後、2010-11シーズンで約10年ぶりにリーグ優勝を果たした。UEFAチャンピオンズリーグ 2011-12はプレーオフで敗れてグループリーグ進出は成らなかった。

タイトル[編集]

国内タイトル[編集]

国際タイトル[編集]

過去の成績[編集]

シーズン ディビジョン オーストリア・カップ
リーグ 順位
1993-94 オーストリア・ブンデスリーガ 7位 36 12 9 15 37 42 33 2回戦敗退
1994-95 オーストリア・ブンデスリーガ 2位 36 18 11 7 58 41 47 1回戦敗退
1995-96 オーストリア・ブンデスリーガ 2位 36 20 7 9 61 35 67 優勝
1996-97 オーストリア・ブンデスリーガ 3位 36 14 13 9 50 31 55 優勝
1997-98 オーストリア・ブンデスリーガ 1位 36 24 9 3 80 28 81 準優勝
1998-99 オーストリア・ブンデスリーガ 1位 36 23 4 9 72 32 73 優勝
1999-00 オーストリア・ブンデスリーガ 2位 36 22 8 6 77 32 74 3回戦敗退
2000-01 オーストリア・ブンデスリーガ 4位 36 16 7 13 58 44 55 準々決勝敗退
2001-02 オーストリア・ブンデスリーガ 2位 36 18 11 7 68 42 65 準優勝
2002-03 オーストリア・ブンデスリーガ 6位 36 14 5 17 50 62 47 準々決勝敗退
2003-04 オーストリア・ブンデスリーガ 9位 36 8 11 17 39 52 35 準決勝敗退
2004-05 オーストリア・ブンデスリーガ 7位 36 10 10 16 37 47 40 3回戦敗退
2005-06 オーストリア・ブンデスリーガ 8位 36 10 12 14 44 51 42 3回戦敗退
2006-07 オーストリア・ブンデスリーガ 7位 36 16 6 14 40 40 41 1回戦敗退
2007-08 オーストリア・ブンデスリーガ 4位 36 15 11 10 60 41 56
2008-09 オーストリア・ブンデスリーガ 4位 36 17 9 10 68 45 60 準々決勝敗退
2009-10 オーストリア・ブンデスリーガ 4位 36 16 10 10 50 36 58 優勝
2010-11 オーストリア・ブンデスリーガ 1位 36 19 9 8 66 33 66 準々決勝敗退
2011-12 オーストリア・ブンデスリーガ 5位 36 12 15 9 47 41 51 準々決勝敗退
2012-13 オーストリア・ブンデスリーガ 4位 36 13 9 14 49 56 48 3回戦敗退
2013-14 オーストリア・ブンデスリーガ 5位 36 13 9 14 55 55 48 準決勝敗退
2014-15 オーストリア・ブンデスリーガ 4位 36 16 10 10 57 41 58 準々決勝敗退
2015-16 オーストリア・ブンデスリーガ 5位 36 12 12 12 40 40 48 準々決勝敗退
2016-17 オーストリア・ブンデスリーガ 3位 36 19 3 14 55 39 60 3回戦敗退
2017-18 オーストリア・ブンデスリーガ 2位 36 22 4 10 68 45 70 優勝
2018-19 オーストリア・ブンデスリーガ 5位 32 10 10 12 37 40 24 2回戦敗退
2019-20 オーストリア・ブンデスリーガ 6位 32 10 5 17 46 60 19 準々決勝敗退
2020-21 オーストリア・ブンデスリーガ 3位 32 16 8 8 52 34 36 準決勝敗退
2021-22 オーストリア・ブンデスリーガ 2位 32 16 8 8 62 46 37 3回戦敗退
2022-23 オーストリア・ブンデスリーガ 2位 32 20 6 6 57 29 42 優勝

欧州の成績[編集]

現所属メンバー[編集]

2021年8月31日現在

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
4 DF スロベニア ヨン・ゴレンツ・スタンコヴィッチ
5 DF スイス グレゴリー・ヴュトリヒ
6 DF オーストリア アレクサンダー・ボルコヴィッチ
8 MF オーストリア アレクサンダー・プラス
9 FW デンマーク ラスムス・ホイルンド
10 MF ジョージア (国) オタル・キテイシュヴィリ
11 MF オーストリア マンプリット・サルカリア
13 FW オーストリア ヤコブ・ヤンチャー
14 DF オーストリア パウル・コンポシュ
15 FW デンマーク ウィリアム・ボーヴィング
16 MF オーストリア ザンドロ・シェンドゥル
17 MF オーストリア ルーカス・イェーガー
18 MF オーストリア フィリップ・フスペク
19 MF オーストリア アンドレアス・クエン
No. Pos. 選手名
20 FW オーストリア マルティン・クリーンツァー
21 MF オーストリア サミュエル・シュトゥックラー
22 DF ボスニア・ヘルツェゴビナ ユスフ・ガジベゴヴィッチ
24 DF オーストリア サンドロ・インゴリッチ
25 MF オーストリア シュテファン・ヒアーレンダー (キャプテン)
26 MF オーストリア クリストフ・ラング
27 GK オーストリア イェルク・ジーベンハンドゥル
29 FW ザンビア フランシスコ・ムウェプ
30 MF オーストリア イヴァン・リュビッチ
32 GK オーストリア トビアス・シュッツェナウアー
35 DF オーストリア ニクラス・ガイルホファー
36 DF オーストリア ヴィンツェント・トルンマー
42 DF オーストリア ダヴィド・アッフェングルーバー
44 DF マリ共和国 アマドゥ・ダンテ
監督

歴代監督[編集]

歴代所属選手[編集]

GK[編集]


DF[編集]

MF[編集]

FW[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]