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カズラ (衣服)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アルブストールの上にチャジブルを着用した聖公会司祭

カズララテン語: casula)またはチャジブル/チャズブル英語: chasuble)は、カトリック教会聖公会、一部のルーテル教会司祭司教主教/監督)、牧師が着用する祭服の一種。漢語では幄衣(あくい)とも呼ばれる[1]

概要

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ミサ礼拝の時に、アルバ(アルブ)やストラ(ストール)の上に着用する。外見はポンチョに似た貫頭衣である。

比較的盛式な礼拝の際に用いられる祭服であり、平常時の礼拝の時にはアルバとストラのみを着用することがある。カズラを着用するときは、その下のストラはX字状に交差して着用する慣わしがある。

教会暦の時節に従って決められた典礼色(祭色)のものを用いる。

脚注

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  1. ^ 八木谷 2012, p. 292.

参考書籍

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  • 八木谷涼子『なんでもわかるキリスト教大事典』朝日新聞出版、2012年。ISBN 978-4-02-261721-7 

関連項目

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