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エズラ・ヴォーゲル

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ファイル:Voa chinese vogel book 21Jan12 300.jpg

エズラ・ファイヴェル・ヴォーゲル(Ezra Feivel Vogel、1930年7月11日 - )は、アメリカ合衆国社会学者。中国と日本を筆頭に東アジア関係の研究に従事した。中国名:傳高儀(フーカオイー)。

息子はカリフォルニア大学バークレー校教授のスティーヴン・ヴォーゲル

経歴

オハイオ州デラウェアアシュケナジム・ユダヤ系の家庭に生まれる。1950年にオハイオ・ウェスリアン大学を卒業。アメリカ陸軍に2年間勤務したのち、大学に入り直す。1958年にハーバード大学社会関係学科で博士号を取得。

1960年にイェール大学精神医学部助教授になるものの、翌1961年にハーバード大学に移り、博士研究員として中国の歴史の研究に従事する。1964年からハーバード大学講師(中国研究)、1967年にハーバード大学教授(社会学)になる。

同大学内で、1972年から1977年まで東アジア研究所長、1977年から1980年まで東アジア研究評議会議長、1980年から1988年まで日米関係プログラム所長、1995年から1999年までフェアバンク東アジア研究センター所長などを歴任。

また1993年から1995年まではCIA国家情報会議(CIAの分析部門)の東アジア担当の国家情報官を務めた。

2000年にハーバード大学を退官して以降、鄧小平による中国の改革を研究を本格化させている。

著作

  • 1963年 : "Japan's New Middle Class"、『日本の新中間階級―サラリーマンとその家族』(1968, 1979)
  • 1969年 : "Canton Under Communism"、『中国の実験―改革下の広東』ISBN 4532140390(1991)
  • 1975年 : "Modern Japanese organization and decision-making"ISBN 0520028570(英語)
  • 1979年 : "Japan as Number One"、『ジャパン・アズ・ナンバーワン―アメリカへの教訓ISBN 4484841118(1984), ISBN 4813311989(2004)
  • 1985年 : Comeback: Case by case: Building the resurgence of American Business、『ジャパン・アズ・ナンバーワン再考―日本の成功とアメリカのカムバック』
  • 1989年 : One Step Ahead in China
  • 1991年 : "The Four Little Dragons"、『アジア四小龍―いかにして今日を築いたか』ISBN 4121011244(1993)
  • 1997年  : Living with China 編集
  • 2001年  : Is Japan Still Number One

外部リンク

関連項目