RT-20
| RT-20 | |
|---|---|
 二脚付きRT-20 | |
| 種類 | 対物ライフル（狙撃銃） |
| 原開発国 |
 クロアチア |
| 運用史 | |
| 配備期間 | 1993年[1]–現在 |
| 配備先 | 使用国を参照 |
| 諸元 | |
| 重量 | 19.8 kg (43.7 lb)（スコープおよび二脚込み）[1] |
| 全長 | 1,330 mm (52.4 in) |
| 銃身長 | 1,020 mm (40.2 in)（マズルブレーキ込み）[1] |
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| 弾丸 | 20×110mm |
| 作動方式 | ボルトアクション方式 |
| 初速 | 850 m/s (2,789 ft/s) |
| 装填方式 | 単発、手動装填 |
| 照準 | Kahles K 312 II 3-12×50[1] |
RT-20は、1990 年代半ばにリエカのMetallic社によって開発され、RH-Alan社によって販売された、クロアチアの対物狙撃銃である[2]。
セルビアのM-84およびT-72戦車の赤外線照準器を攻撃するために開発された。その名称はクロアチア語で「20mm手持ち砲」を意味するRučni Top 20の頭文字である。装弾数は20mm弾1発のボルトアクション式であり、一発ごとに再装填が必要となる。その大口径ゆえに2022年現在で世界中で使用されている中で最も強力な対物ライフルの1つであり、南アフリカのダネル NTW-20やインドのVidhwansakに匹敵するが、RT-20は無反動砲型であるという特徴がある。
仕様
特徴として、砲身上に反動相殺用のチューブ（バックブラスト）を持つ。このチューブは、無反動砲等と同様に、装薬の燃焼ガスを後端から排出する。このシステムは、その欠点ゆえに小型武器ではめったに使用されないものである。壁などの物体が後方に近接している場合など、閉鎖空間では発射不能となる。また、目立つバックブラストにより狙撃兵の位置が敵に暴露されうることも欠点となる。
しかし、RT-20では、ベンチュリチューブを設けて通過するガスの量を銃口から出る量よりもはるかに少なく抑えているため、その悪影響は対戦車兵器に比べて深刻ではないとされる。
RT-20が他の大型狙撃銃と異なるもう1つの特徴は、照準器とボルトレバーの両方が銃本体の左側に配置されていることである。有効射程は標的の性質に依存する。
20x110mmイスパノ弾を使用する。130グラム（2,006グレイン）の弾丸を銃口初速は850m/sで発射し、マズルエネルギーは46,962.5ジュールにも及ぶ。
使用国
クロアチア - 少数配備
関連項目
脚注
- ^ a b c d Galović, Ivan (3 June 2016). “Hrvatski snajperi” (クロアチア語). Hrvatski vojnik (501) 2017年5月30日閲覧。.
- ^ “Hrvatski snajperi” (クロアチア語). Hrvatski vojnik (2016年6月3日). 2019年11月13日閲覧。