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グラナダ市南東に連なる丘の上にそびえるアルハンブラ宮殿
グラナダ市南東に連なる丘の上にそびえるアルハンブラ宮殿

アルハンブラ宮殿は、イベリア半島での最後のムスリム政権であるナスル朝時代に建設された壮麗な宮殿都市である。スペイングラナダにある。「アルハンブラ」とは、アラビア語で「赤い城塞」を意味する「アル=カルア・アル=ハムラー」( القلعة الحمراء al-Qal‘a al-Ḥamrā')と呼ばれていたものが、スペイン語において転訛したものである。この名称の由来については、城塞周辺の土地の土壌が赤いため、あるいは建築に使われた煉瓦の色であるとか、宮殿が赤い漆喰で覆われていたからなど色々と言われている。スペイン語表記ではAlhambraと綴り、「アランブラ」と発音する……続きを読む