OSCE
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OSCE(オスキー、Objective Structured Clinical Examination)とは、客観的臨床能力試験のこと。医学部、歯学部、薬学部6年制課程の学生が臨床実習に上がる前に、この試験とCBTの2つに合格することが臨床実習に進むための条件となる[1]。
概要
OSCEとは、医学部、歯学部、6年制薬学部の学生が臨床実習を行う臨床能力を身につけているかを試す実技試験である[1]。1975年に英国で提唱されて以来、臨床能力を客観的に評価する優れた方法としてヨーロッパと北米を中心に普及。現在は世界数十ヶ国で導入されている[1]。日本では1994年川崎医科大学が初めて導入し、2001年より医学部歯学部においてOSCEトライアルが開始され、2005年12月より正式に実施された。薬学部においては、6年制薬学部の学生が初めて5年次に進級する前の2010年に初めて実施された[1]。医学部のOSCEは医療面接、胸部診察、呼吸音聴診、神経診察、救急、頭頚部診察、バイタルサイン等、歯学部のOSCEは、医療面接、口腔内診査、診断、テンポラリー・クラウンの作成、バイタルサイン等、薬学部のOSCEは患者・来局者接遇、各種薬剤の調製、無菌操作等が課題として出される[1]。