NetCommons
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| NetCommons | |
|---|---|
| 開発元 | 国立情報学研究所 |
| 最新版 | NetCommons 1.1.4およびNetCommons2.1.0.1 / 2009年3月5日 |
| 種別 | CMS |
| ライセンス | GNU GPL(NetCommons1.×系) FreeBSD(NetCommons2.×系) |
| 公式サイト | NetCommons |
NetCommons(ネットコモンズ)は、PHP、MySQLなどの上で動作するコンテンツマネージメントシステム(CMS)であり、国立情報学研究所NetCommonsプロジェクトが開発している。「ネットの上で共有財産・共有知(コモンズ)を築く」ということが名前の由来。
NetCommons1.x系はXOOPSをベースに開発されGPLライセンスの下で公開されていた。 一方、2008年8月にリリースされたNetCommons2.0以降のバージョンはMapleを土台にスクラッチから開発され、FreeBSDライセンスの下で公開されている。標準パッケージのインストールには約30MBを要し、比較的重量級のCMSとなっている。なお現在でも1.x系のサポートは継続されている。
当初は教育機関向けのe-Learningシステムとしての認識が強く、学校や大学等教育機関が主たるユーザだったが、多種多様なWebサイトを短時間で構築できることが認識され、それ以外のウェブサイトの構築でも利用が広がっている。2008年現在、屋久島町公式サイト、那覇市安心安全情報提供システム、埼玉県立総合教育センターほか、全国1500以上の団体がNetCommonsを活用している。
2007年にはNetCommonsを普及する目的でNPO法人コモンズネットが設立され、会員企業が20社を超え(2007年)、企業による普及活動も活発化している。
目次 |
[編集] 特徴
NetCommonsで構築されたサイトは、順序付けられたページの集合として表現される。ページは、ヘッダー・左カラム・センターカラム・右カラム・フッターで構成され、フッター以外の部分には複数のブロックを配置することができる。このブロックにモジュール(ポートレット)の情報を呼び出し、蓄積された情報をページ上に整理して表示する。登録ユーザはセッティングモードをONにすることで、ページ上に配置されたポートレットの位置を変更したり、機能を追加・削除したり、デザインを変更することができる。
NetCommons上のページは、ルーム管理モジュールによって管理されているルームに割り当てられている。ルームは、外部に公開されているパブリックルーム、登録ユーザのみがアクセスができるグループルーム、そして、登録ユーザ本人のみがアクセスできるプライベートルームの3種に分類される。パブリックルームの集合をパブリックスペース、グループルームの集合をグループスペース、プライベートルームの集合をプライベートスペースとよぶ。
各グループルームにはユーザの部分集合が割り当てられており、各登録ユーザは定められた役割(role)においてルームに参加する。ルームに割り当てられたページ上に掲示板・ブログ・共有キャビネット・小テスト・アンケート・ToDo管理等のポートレットを配置することによって、グループウェアとして、e-ラーニングサイトとして、ソーシャルネットワークサービス(SNS)など多様な目的のために活用することができる。
NetCommons2.×系では、各ルーム・各スペースおよびフルバックアップの機能が備わっており、NetCommonsの同じバージョンで構築された他サイトにルーム・スペース単位で移動できることができる。(ただし、セキュリティ上の理由から、移動先のサイトからの承認が必要。)また、各ルームで作成したコンテンツをモジュール単位でコピーしたり別ルームに移動させたりすることができる。 これによって、データベースを用いた他のCMSとは異なり、サイト管理者だけでなくコンテンツの真の所有者であるユーザが自由に自らのコンテンツを管理・移動することが可能となっている。
このような高機能性に対して、初心者でも比較的簡単に使えることもNetCommonsの大きな特徴である。ユーザインタフェイスは、主要なウェブメールのそれに統一されており、ワープロのノウハウと画像だけあれば本格的なポータルサイトを短時間で構築できる。また、主要なモジュールがコアプログラムに同梱されているため、インストール後すぐにサイト構築にとりかかることができる。こうした利便性が評価され2005年以降急速に学校やNPO、自治体や中小企業などに広まっている。問題点としてはW3Cのバリデーションチェックをパスできていない、公開されているオンラインマニュアル自身がNetCommonsによって制作されていないなど、一部未成熟なところが見られる。(2009年5月現在)
[編集] 歴史
2005年以降、国立情報学研究所の主催で毎夏ユーザカンファレンスが開催されている。
- 2005年 - 一橋講堂にてユーザカンファレンス2005の開催。NetCommons1.0.x系のリリース。
- 2006年 - 千葉県総合教育センターにてユーザカンファレンス2006の開催。
- 2007年 - 一橋講堂にてユーザカンファレンス2007の開催。NetCommons1.1.x系のリリース。
IASTED主催第三回ソフトウェア協議会最優秀賞受賞。
- 2008年 - 一橋講堂にてユーザカンファレンス2008の開催。NetCommons2.0系、2.1系のリリース。

